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ビリー・アイリッシュは兄のフィニアスがいない状態で初めてツアーに出たことや孤独を避ける方法について語っている。

CBSニュースのインタヴューでビリー・アイリッシュはサード・アルバム『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』を引っ提げたツアーについて語っている。今回のアリーナ・ツアーは兄のフィニアスや両親がいない形で初めて行われている。

これまでのツアーとの違いについてビリー・アイリッシュは次のように語っている。「これまでの人生では兄なしでライヴをやったことがなかった。兄なしで演奏したり歌ったりすることがほとんどなかったの。ツアーには両親もついてきていない。来てくれることもあるし、それは素晴らしいんだけどね。でも、これまでとは違う枠組みにしたの」

兄のフィニアスなしでツアーに出る準備はできていたかと訊かれると、ビリー・アイリッシュは次のように答えている。「できていたと思う。2年ぐらい前からこうなることについては話をしていた。2年前から家族の中では分かっていたことだった。私たちとしては『きっと素晴らしいことになるわ』という感じで、そうあるべきだと思っていた。その後、ツアーに出る2週間前にはちょっと悲しく、切なくて、感情的になったけどね」

フィニアスは今回のツアーでも時折参加しており、ニューアークのプルデンシャル・センターで行われた公演やマディソン・スクウェア・ガーデンで行われた3公演ではステージに立っている。

ビリー・アイリッシュは精神面でソロ・ツアーの準備を進める代わりに、以前のツアーで鬱のようなダメージを受けた孤独感を避けるために予防措置を取ったことを明かしている。

ビリー・アイリッシュは次のように語っている。「すごく仲のいい友人をオープニング・アクトにしたり、数人の友人をバック・シンガーに起用したり、スタッフとしても別の友人を起用したりしている。そうすれば、一緒に公演に行ったり、ゲームをやったり、食事をするために出かけたりできるからね」

「以前のツアーは気の滅入るような体験で、そう口にもしてきたけど、『これは一時的に耐え忍ばなきゃいけないことじゃない』ということが分かった。楽しいものにできるし、楽しくなきゃいけない。ライヴをやるのは本当に好きだから、ライヴが始まるまでつらくなくてもいいでしょ。まさに旅のような感じで、疲れたり、気味の悪いこともあったりするけど、1日全体が楽しくないと」

しかし、ツアーには参加していないものの、ビリー・アイリッシュは今後も兄のフィニアスと仕事をしていくことになると語っている。

『ロサンゼルス・タイムズ』紙のインタヴューでフィニアスは「スケジュールの許す限り」一緒にステージに立っていくと語っている。ビリー・アイリッシュは次のように続けている。「何かが終わったわけじゃない。単に一度に二つの場所にはいられないってことよね」

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