ビヨンセはイェール大学で講義コースが開始されることが決定している。
講義コースは「ビヨンセ・メイクス・ヒストリー:ブラック・ラディカル・トラディション・ヒストリー、カルチャー、セオリー&ポリティクス・スルー・ミュージック」と題されたもので、2013年発表の『ビヨンセ』から2024年発表の『カウボーイ・カーター』までの作品を黒人の歴史、思想、パフォーマンスを通して研究するものとなっている。
学生たちはビヨンセのヴィジュアル・アルバムの上映、様々な学者による作品に関する議論、ビヨンセのディスコグラフィと音楽的先人たちを結びつけるプレイリストの作成などに参加することになる。
アフリカン・アメリカン研究と音楽の教授であるダフネ・ブルックスは『イェール・デイリー・ニュース』に対して直近のアメリカ大統領選挙を受けてビヨンセのアメリカ文化への貢献を認識して研究する絶好の機会だと述べている。
「ビヨンセが成し遂げてきた数々の画期的な革新、歴史や政治の織り込み方、パフォーマンスに細かく散りばめられた黒人文化、歴史や政治について考える入り口としての自身の声の活用法、彼女みたいな人は他にいません」とダフネ・ブルックスは述べている。
近年、ポップスターに関する大学の講義は様々なものが登場しており、テイラー・スウィフトについてはアリゾナ州立大学で心理学の講義が、スタンフォード大学では“All Too Well (10 Minute Version”を検証する講義、カリフォルニア大学バークレー校ではそのビジネス的成功について学ぶ講義が去年1年だけでももうけられている。
2022年2月、テイラー・スウィフトはニューヨーク大学のクライヴ・デイヴィス・インスティテュートで新たな講義コースが立ち上げられており、「クリエイティヴな音楽実業家としてのテイラー・スウィフトの進化、ポップ/カントリーのソングライターとしての功績、少女時代や若かった頃の言説、現代のポピュラー・ミュージックにおける人種の政治性」を掘り下げるものとなっている。
テキサス大学では「テイラー・スウィフト・ソングブック」と題して詩人のジェフリー・チョーサー、シェイクスピア、詩人のジョン・キーツ、シルヴィア・プラスと並んで、彼女の作品を読み解く講義が始まっている。
一方、ビヨンセは12月にネットフリックスで配信されるNFLクリスマス・デイ・ハーフタイム・ショーに出演することが発表されている。
今年のNFLクリスマス・デイではヒューストン・テキサンズとボルチモア・レイブンズが対戦するが、そのハーフタイム・ショーのヘッドライナーをビヨンセがつとめることが決定している。試合は現地時間12月25日に行われ、試合の模様はネットフリックスで配信される。
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