コートニー・ラヴはスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンが“Violet”の手書きの歌詞が出品されたオークションに入札したことに言及している。
“Violet”は1994年に発表されたホールのセカンド・アルバム『リヴ・スルー・ディス』のオープニング・トラックで、先日、ビリー・コーガンはインスタグラムでオークションのチケットを3枚購入したことを明かしていた。“Violet”については長年、1990年に交際していたスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンについて歌った曲と考えられてきた。
オークションは12月15日まで実施されている野生動物保護団体のエリス・パークのためのチャリティの一環で開催されたものとなっている。エリス・パークはニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズのウォーレン・エリスが設立したもので、スマトラ島で保護された動物の世話を行っている。
『スタンダード』紙の新たなインタヴューでコートニー・ラヴはビリー・コーガンが入札したことについて賛辞を寄せている。「彼がこうした素晴らしい理念に注目集めてくれるのはいいことだと思う」
「ビリー・コーガンのことは大好きなの。彼が落札したら歓迎するわ」とコートニー・ラヴは続けている。「あの人のことは大好きなの。公の場で口論になっている時も嫌いになったことはない」
コートニー・ラヴはビリー・コーガンが「大の動物愛好家」であることにも言及している。例えば、ビリー・コーガンは2021年に地元の動物保護施設の資金集めに参加しており、そのインスタグラムへの投稿は大手アメリカのメディアでも報じられることになった。
先日、コートニー・ラヴは『NME』のインタヴューで“Violet”について「ビリー・コーガンのことだけを歌っているわけじゃない」と説明している。
「多くの人がそう思っているけれど、ビリー・コーガンのことだけを歌っているわけじゃない。彼のアパートの非常階段に座って、安いワインを飲みながら鎮痛薬をのんでいた(本当に若かった)時に、シカゴの夕日が沈んでいって、宝石のようなアメシストの夜空が広がっていったことを歌っている」
『スタンダード』紙のインタヴューでコートニー・ラヴはファンが自分の歌詞を分析することへのためらいについても口にしている。学術論文でさえコートニー・ラヴの作品は研究対象となっており、彼女はそれを「おかしな無料のセラピー」と評している。
コートニー・ラヴはテイラー・スウィフトが現在置かれている同じような立場についても言及している。「正直、テイラー・スウィフトについてもなんでみんながそんなことをしているのか、理解できないわ。彼女が有名人と交際したからって誰が気になるっていうの」
「どんな女性も恋愛について曲を作っている。付き合ったり別れたり、いつだってそんなことはある。どんなミュージシャンも失恋について書いている。ニール・ヤングも、ジョニ・ミッチェルも、ボブ・ディランも、デヴィッド・ボウイだって。音楽的にはテイラー・スウィフトのことは好きじゃないけど、怒っている時の彼女の歌詞には共感できる。分析し過ぎるのは中庸で退屈よね。私が読んだ学術論文は笑えたけどね」
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