BBCラジオ1は定評のあるアーティストやチャートの1位を獲得したアーティスト、マーキュリー・プライズ受賞者を含むサウンド・オブ・2025の候補アーティストを発表している。
毎年注目を集めているサウンド・オブ・2025のリストは来年「メインストリームで成功する可能性が最も高い」新進気鋭のアーティストを紹介するものとなっている。今年の候補は業界の専門家やエルトン・ジョン、デュア・リパ、ジョルジャ・スミス、ザ・ブレスド・マドンナ、サム・スミスといったアーティストによって選出されている。
今年のサウンド・オブ・2024ではザ・ラスト・ディナー・パーティーが1位を獲得しており、これまでにFLO、セレステ、ストームジー、ピンクパンサレス、アデル、レディー・ガガ、レイ、ザ・ウィークエンド、ブロッサムズ、シグリッド、ビリー・アイリッシュ、ハイム、50セントといったアーティストを輩出してきた。
アーティスト、DJ、ラジオやテレビのプロデューサー、ジャーナリスト、ストリーミングの専門家、フェスティバルのブッキング担当といった184人の委員によってサウンド・オブ・2025の候補アーティストは選出されており、その中には2024年を席巻したアーティストやだいぶ前から定評のあるアーティストも2025年の候補には含まれている。
候補アーティストは以下の通り。
Barry Can’t Swim
Chappell Roan
Confidence Man
Doechii
English Teacher
Ezra Collective
Good Neighbours
KNEECAP
mk.gee
Myles Smith
Pozer
デビュー・アルバム『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』が8月に全英アルバム・チャート1位を獲得し、“Hot To Go”が全英シングル・チャートでトップ10入りして上位を維持しているチャペル・ローンも候補には含まれている。チャペル・ローンは今年じわじわと大きな成功を収め、プリマヴェーラ・サウンド2025といった主要フェスティバルでヘッドライナーを務めることも決定している。
これまでのルールでは対象期間に全英1位ないしは2位を獲得したアーティストは選出資格がなかったが、今年はルールが変更されており、2024年9月30日までに全英アルバム・チャートのトップ10に2枚のアルバムがランクインしていないことに変更されたことで、チャペル・ローンは候補資格を得る形となっている。
ルールの変更についてBBCラジオ1のスポークスパーソンは『NME』に対して次のように語っている。「サウンド・オブ・のリストは未来のスーパースターを予測してきた大きな実績があり、我々は定期的に基準を見直すことで視聴者による音楽の消費の仕方をより反映させるようにしています」
ルールによる他の候補資格は2024年9月30日までに全英シングル・チャートのトップ10に2曲のシングルがランクインしていないこと、「UKの一般大衆にすでに広く知られていないこと、または以前にサウンド・オブ・のリストに登場したことがないこと」となっている。
今年のリストにはデビュー・アルバム『ディス・クドゥ・ビー・テキサス』がマーキュリー・プライズを獲得したイングリッシュ・ティーチャー、昨年マーキュリー・プライズを受賞したエズラ・コレクティヴといったアーティストも含まれている。
また、デビュー・アルバム『ファイン・アート』をリリースし、マイケル・ファスベンダーが出演した伝記映画がアカデミー賞にノミネートされる可能性もあるニーキャップ、サード・アルバム『3AM(ラ・ラ・ラ)』を先月リリースしたコンフィデンス・マン、先日『サタデー・ナイト・ライヴ』に出演したマギー、2023年の『NME100』に選出されたドーチーも候補となっている。
他にもTikTokで成功への道筋を歩んでいるグッド・ネイバーズ、来年のオール・ポインツ・イーストでヘッドライナーを務めるバリー・キャント・スウィム、ルートン出身でBBCイントロデューシングでアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれたマイルズ・スミス、クロイドン出身のドリル・アーティストであるポーザーも候補となっている。
上位5組を発表するカウントダウンは1月6日からスタートして、1位は1月10日に発表される。
「BBCラジオ1のサウンド・オブ・2025のリストは最近では最も強力なものとなっています」とDJのジャック・サンダースは語っている。「アーティストが今クリエイティヴ面で感じている自由が反映されています。誰がトップ5に入るのかを知るのが待ちきれません」
DJ&司会者のシアン・エレリは次のように続けている。「サウンド・オブ・2025の候補アーティストには畏敬の念を持っています。なんという顔触れでしょう。ジャズのエズラ・コレクティヴ、ダンスのバリー・キャント・スウィム、ポップのチャペル・ローン、ヒップホップのドーチーという目まぐるしい音楽スタイルのミックスとなっていて、誰でも楽しめるものになっています」
「10代の頃、次の“大物”、未来の秘宝は誰なのか、候補アーティストを見るのが楽しみでした。今回のリストを考えると、2025年もすごい年になりそうです。今日の約束、ならびに明日のスターが決まるのです」
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