フリートウッド・マックはバンドの歴史を追った「完全公認」の「決定版」ドキュメンタリーが配信されることが決定している。
現地時間11月19日、フリートウッド・マックはソーシャル・メディアでフランク・マーシャルが監督を務める長編ドキュメンタリーがアップル・オリジナル・フィルムスとアップルTV+のために製作されていることを発表している。
バンドは次のように述べている。「これは“噂”ではありません。監督のフランク・マーシャルによるアップル・オリジナル・フィルムスのドキュメンタリーは世代を代表するフリートウッド・マックの壮大な歩みにみなさんをお連れします」
ドキュメンタリーの配信日については発表されていないものの、アップルTV+での配信が予定されている。アップルは今回のドキュメンタリーが「完全公認」であり、初めて「彼ら自身の言葉でその桁外れの物語が語られる」と評している。
アップルはドキュメンタリーにはバンドメンバーの新たなインタヴューや未公開映像、クリスティン・マクヴィーの過去のインタヴューが盛り込まれたものとなると述べている。
説明文には次のように記されている。「本作はバンドの試練と苦難、個々人の立ち直り、音楽的な卓越さが組み合わさって、時の試練に耐え、不朽の名作となった楽曲を生み出すまでを追ったものとなります。ここでは輝かしいキャリアにあった紆余曲折が描かれ、バンドの類まれなる錬金術――世界中で2億2000万枚以上のレコードを売り上げた音楽的結束に各メンバーが持ち込んだ他にはない要素に光を当てていくものとなります」
「このドキュメンタリーはこのアーティストによるコンビネーションが唯一無二の音楽作品を何度も生み出すことになった理由、バンド内外のプレッシャーによって崩壊した時も踏みとどまらせたものは何だったのかを掘り下げます」
フリートウッド・マックについては先月、公式インスタグラム・アカウントが立ち上げられており、様々な憶測を呼ぶことになっていた。しかし、スティーヴィー・ニックスは2022年に79歳で亡くなったクリスティン・マクヴィーなしで「フリートウッド・マックを再結成することはあり得ない」と語っており、「彼女なしではうまくいくはずがない」と述べている。
スティーヴィー・ニックスはそれまでもバンドを続ける「理由がない」と語っており、次のように続けている。「クリスティン・マクヴィーが亡くなった時にこれ以上はやっていけないと分かった」
スティーヴィー・ニックスは今年7月にハイド・パーク公演をソロで行っており、そこでハリー・スタイルズと共演している。
また、スティーヴィー・ニックスは過去のパートナーで元バンドメイトだったリンジー・バッキンガムとの波乱に満ちた関係を振り返り、「3億回以上のチャンス」を与えたと語っている。
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