ザ・フーのギタリストであるピート・タウンゼントは毎朝起きた時に自殺願望に襲われると語っている。
ピート・タウンゼントは長年メンタル・ヘルスの問題について公言してきており、『サンデー・タイムズ』紙の新たなインタヴューで「ケミカル・ディプレッション」と呼ぶ状態が続いていると語っている。
「まず起きると自殺願望があるんだ」とピート・タウンゼントは語り、精神状態のために毎日午前2時から5時の間に起床するようにしていると説明している。「まだ前日の状態が続いているからね」
ピート・タウンゼントは「数杯の紅茶と2枚のダイジェスティヴ・ビスケット」を摂るようにしているとのことで、これは「角砂糖17個に相当して、幸せな気分になるんだよ」と述べている。
ピート・タウンゼントは若者の時に専門のセラピストに助けを求めてみたものの、役には立たなかったが、日記を書くことに価値を見出している。「お茶を飲む前に日記を書いてしまうと、人生に希望のない絵を描いてしまう。欲しいもの、必要なものをすべて持っているにもかかわらずね。普通とは違う人生を送ってきたんだけどさ」
ピート・タウンゼントは解決策には個人によって異なるため、特定の方法を支持することはしたくないと続けている。
「特にソーシャル・メディアのせいで抱えている不安だけでなく、おそらく解決策も不用意に共有してしまうところがある」とピート・タウンゼントは語っている。「自分には役に立ったものが他の人に役立つとは限らないわけだから、そこは不用意なところがあるよね」
メンタル・ヘルスのチャリティ団体である「マインド」は音楽業界で働く人々が「一般の人々よりもメンタルヘルスの問題を抱えやすい」という調査結果を発表しており、経済的なプレッシャー、孤独、ライフスタイル、多忙なスケジュール、依存症などが要因として挙げられている。
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