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ポール・マッカートニーは亡くなった友人にして伝説的プロデューサーのクインシー・ジョーンズに追悼の意を表している。

クインシー・ジョーンズについては現地時間11月3日に家族に囲まれながら亡くなったことがパブリシストによって発表されている。

今回、1960年前半にクインシー・ジョーンズとは初めて出会ったポール・マッカートニーはソーシャル・メディアで追悼の意を表している。ポール・マッカートニーはザ・ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンを通してクインシー・ジョーンズを紹介されたこと、そして「非常にポジティヴで愛あるスピリット」について振り返っている。

ポール・マッカートニーは次のように述べている。「親愛なるクインシー・ジョーンズが亡くなって、彼のことを知る私たちは悲しみを感じている。彼は極めて才能に溢れ、特権的なことに長年知り合いでいさせてもらった。彼はザ・ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンとも友人で、2人で素晴らしい音楽のプロデュースもしてきた」

「クインシー、あるいはクインス、ないしはQとして知られていた彼は常に目に輝きがあり、知り合い全員に広がるような非常にポジティヴで愛あるスピリットを持っていた。もちろん、マイケル・ジャクソンとの作品は伝説的なもので、他にも様々な音楽的な手腕の持ち主だった」

「彼との主な思い出はいつも一緒に過ごしたプライベートな時間だった。ロサンゼルスにいる時には彼の下を訪れるようにアレンジしてくれたナンシー・マッカートニーには感謝しきれない。そうした訪問は楽しくて、刺激に満ちたものだった」

ポール・マッカートニーは次のように続けている。「やっぱり思い出したいのは友人としてのことです。彼の前ではいつも楽しかったし、彼の伝説は今後も長年にわたって続いていくでしょう。幸運にも素晴らしい人物とプライベートな時間を過ごせて、いつまでも懐かしく思い出されるだろう」

クインシー・ジョーンズとポール・マッカートニーの長年に及ぶ友人関係は遊び心に満ちた応酬も生むことにもなっており、2018年にクインシー・ジョーンズは『ヴァルチャー』のインタヴューでポール・マッカートニーについて「これまででも最低のベーシストだった」として、ザ・ビートルズについても「まったくまともに弾けない連中」と発言したとされている。インタヴューが公開された直後にポール・マッカートニーはクインシー・ジョーンズから電話があって、状況について説明を受けたとのことで、二人で笑い合ったことを明かしている。

クインシー・ジョーンズは長年のキャリアを通してフランク・シナトラ、レイ・チャールズ、マイケル・ジャクソンと仕事をしてきており、彼がプロデューサーを務めた『スリラー』は今も史上最も売れたアルバムとなっている。

1985年には豪華スターが共演したチャリティ・レコード“We Are The World”をマイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、プロデューサーのマイケル・オマーティアンと共に手掛け、エチオピアの飢饉救済のための資金を寄付している。

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