クインシー・ジョーンズが逝去。享年91歳

Photo: GETTY

伝説的プロデューサーにしてソングライターのクインシー・ジョーンズが亡くなった。享年91歳だった。

クインシー・ジョーンズのパブリシストであるアーノルド・ロビンソンは現地時間11月3日に家族に囲まれながら自宅で亡くなったことを発表している。

「今夜は胸を完全に痛めていますが、我々の父にして兄弟であるクインシー・ジョーンズが亡くなったことをお伝えしなければなりません」と遺族は述べている。「我々家族にとっては信じられないような喪失ですが、彼の生きた素晴らしい人生を祝福したいと思いますし、彼のような人物は他にいないと分かっています」

遺族は「本当に唯一無二」の存在だったとして「深く惜しまれることになるでしょう」と続けている。

「彼の存在の核心にあった愛と喜びが彼の作った作品を通して世界に広がったことを知って、慰めと計り知れない誇りを感じています。その音楽と限りない愛を通して、クインシー・ジョーンズの心は永遠に脈打つことでしょう」

長年のキャリアを通してクインシー・ジョーンズはフランク・シナトラ、レイ・チャールズ、マイケル・ジャクソンと仕事をしてきており、彼がプロデューサーを務めた『スリラー』は今も史上最も売れたアルバムとなっている。

1985年には豪華スターが共演したチャリティ・レコード“We Are The World”をマイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、プロデューサーのマイケル・オマーティアンと共に手掛け、エチオピアの飢饉救済のための資金を寄付している。

クインシー・ジョーンズはマイケル・ケインが主演した1969年公開のイギリス映画『ミニミニ大作戦』のサウンドトラックも手掛け、70年に及ぶキャリアで80のグラミー賞にノミネートされ、27のグラミー賞を受賞している。

クインシー・ジョーンズは『タイム』誌が選ぶ20世紀で最も影響を与えたジャズ・ミュージシャンにも選ばれている。

クインシー・ジョーンズはジェリ・コールドウェル、ウーラ・アンダーソン、ペギー・リプトンと3度にわたって結婚しており、7人の子どもをもうけている。子どもには音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズ三世、女優のラシダ・ジョーンズも含まれている。

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