シザー・シスターズはデビュー・アルバムの20周年を記念して、2025年に大規模なUKツアーを行うことを発表している。
シザー・シスターズはUK&アイルランドのアリーナを回る10年以上ぶりの公演を行うことが決定している。カムバック・ツアーにはジェイク・シアーズ、ベイビーダディ、デル・マーキーが参加するが、アナ・マトロニックは他のプロジェクトに取り組んでいるため参加しない。シザー・シスターズは20周年を記念してデビュー・アルバムの全曲を初めて演奏するとのことで、その後のアルバムからも選ばれた楽曲が披露される。
プレス・リリースでシザー・シスターズはロックダウンの時期に2007年のライヴ映像作品『ライヴ・アット・O2』が上映されたことが刺激になったと述べている。「デビュー・アルバムが20周年を迎えて、あの時の興奮をもう一度味わうのにふさわしいタイミングだと思ったんだ。2007年に撮影されて以来、あのライヴを観たことはなかったと思うんだけど、その素晴らしさに驚かされたところがあったんだよね。上映でファンと話したことで、あれが僕ら全員にとってどれだけ素晴らしい時間だったのかを思い出すことになったんだ」
ベイビーダディは次のように続けている。「僕らはゲイのバンド、クィアのバンドとして特別なものがあって、あのアルバムでメインストリームに躍り出ることになった。20年前、このような形でブレイクしたクィア・アクトはそれほど多くなかったから、振り返ってみたかったんだよ。クィアとしての自分たちを打ち出したことで、当時ユニークなことをやったことは自認しているし、今ほどじゃなかった頃にメインストリームにクィア・カルチャーを押し出したんだ」
ツアー日程は以下の通り。
MAY 2025
16 – Nottingham – Motorpoint Arena
17 – Glasgow – OVO Hydro
19 – Bournemouth – International Centre
20 – Cardiff – Utilita Arena
21 – Manchester – Co-op Live
23 – London – The O2
24 – Leeds – First Direct Arena
25 – Birmingham – Utilita Arena
27 – Belfast – SSE Arena
28 – Dublin – 3Arena
シザー・シスターズはマンチェスターのコープ・アリーナにバンドのロゴを登場させて、カムバック・ツアーを予告していた。
シザー・シスターズは2012年に発表した『マジック・アワー』をリリースしてから活動休止に入って以降、アルバムをリリースしていない。2017年にエレクトロニック・シンガーのMNDRとのコラボレーションでチャリティ・シングル“Swerlk”を発表しているが、活動休止以降はライヴも行っていない。
フロントマンのジェイク・シアーズは2021年に『NME』のインタヴューで次のように語っている。「シザー・シスターズの新たなアルバムを作りたいと思っているんだ。でも、全員がやりたいと思う必要があるね。無理強いはしたくない。そうすれば楽しいものになるんじゃないかな」
シザー・シスターズが活動を休止した後、ジェイク・シアーズは2018年発表のセルフタイトル作と2022年発表の『ラスト・マン・ダンシング』という2枚のソロ・アルバムをリリースしている。
アルバム『シザー・シスターズ』は2004年にリリースされて、全世界で300万枚以上のセールスを記録しており、同年においてUKで最も売れたアルバムとなっている。
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