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フィッシュはツアー初日となった公演で亡くなったグレイトフル・デッドのフィル・レッシュに追悼の意を表している。

フィル・レッシュの訃報はソーシャル・メディアで発表されており、現地時間10月25日に「穏やかに亡くなった」という。「彼は家族に囲まれ、愛に満ちていました」

「フィルは彼の周囲に計り知れない喜びをもたらし、音楽と愛の遺産を残しました。今はフィル・レッシュの家族のプライバシーに御配慮いただければと思います」

フィル・レッシュの訃報を受けてフィッシュはニューヨーク州アルバニーで行ったコンサートでフィル・レッシュが作曲した名曲“Box of Rain”をカヴァーしている。

観客が撮影した映像はこちらから。

フィッシュのギタリストであるトレイ・アナスタシオはインスタグラムでも追悼の意を表している。「フィル・レッシュは革命的で画期的なベーシストであったというだけでなく、10代の私の音楽に対する考え方を一変させた。曲がりくねった雄弁なベースラインはジェリーとボビーのギター、ブレント・ミドランドのキーボード、ビリーやミッキーの轟くドラムをシームレスにブレンドしていて、聴きながら畏敬の念を抱いた思い出は数え切れない。そうした美しい思い出に感謝している」

フィッシュのベーシストであるマイク・ゴードンもフィル・レッシュに追悼の意を表している。「この喪失の深さを言葉にするのは難しい。フィルは私たち全員に深い影響を与えた。グレイトフル・デッドは他に類を見ないほど心を動かし、フィルの貢献はその魔法の頂点にあると思っていた。フィルのトーンは美しくも、かつてないもので、その機材で弾くベースは天啓のようでもあり、誰にも真似できない独自のサウンドだった。すべては彼のサウンドに対するヴィジョンと指の中にあった」

「ベース・プレイヤーというのは土台を支えながら、メロディックであるための自由を見つけるという一線を歩いている。フィルのようにそのバランスを体現している人はいない。それは驚異的だった。彼のプレイには魅惑的なパワーがあり、彼のメロディックなラインは無限の雲と虹の中を舞う鳥のように宙に浮いていた」

「フィル・レッシュのクラシックの素養が入り組んだ対位法としてベースラインを見るのに役立ったのかもしれない。幅広いソースから影響を受けた彼はそうしたインスピレーションをまったく新しいもの、つまり活気に満ちた唯一無二のアートフォームとして紡いでいった。彼のスピリチュアリティはその音楽にも表れている。彼はしばしば音楽は神から生まれるもので、ミュージシャンはその導管であると語っていた。フィル・レッシュは間違いなく最高の導管の一人だった」

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