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テイラー・スウィフトが第58回グラミー賞で主要部門の「年間最優秀アルバム」2度目の受賞に輝き、性格差とカニエ・ウェストへの批判を含めた若い女性への激励のメッセージを口にしている。

テイラー・スウィフトは、第58回グラミー賞授賞式で「年間最優秀アルバム」受賞の際に痛烈なスピーチを行っている。受賞アルバム『1989』は2014年10月にリリースされており、前回のグラミー賞ノミネート対象期間には間に合っていなかった。

スピーチでテイラー・スウィフトは共同プロデューサーのマックス・マーティンに感謝し、その「過去25年間」の業績を考えれば、彼はこの受賞の舞台に立つべきだと述べている。今回のノミネート以前にも、2000年からマックス・マーティンはバックストリート・ボーイズの『ミレニアム』、ケイティ・ペリーの『ティーンエイジ・ドリーム』、テイラー・スウィフトの『レッド』の3枚のアルバムで「年間最優秀アルバム」にノミネートされている。今回のグラミー賞では、マックス・マーティンはザ・ウィークエンドの『ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス』でも「年間最優秀アルバム」にノミネートされている。

2010年の授賞式でも『フィアレス』で同賞を受賞しているテイラー・スウィフトは、自分が「年間最優秀アルバム賞を2回受賞した初の女性アーティスト」であることに言及し、彼女はこの事実を成功しようとして、他人に妨害される若い女性たちへのメッセージに転じている。同時にカニエ・ウェストの『ライフ・オブ・パブロ』からのシングル“Famous”の一節「俺があのピッチを有名にした」への反撃ともとれる発言をしている。

テイラーは次のように語っている。「年間最優秀アルバム賞を2度獲得した史上初の女性ソロ・アーティストとして、世界中の女性に伝えたいことがあります。あなたの成功を抑えつけようとしたり、あなたの達成したことや名声を横取りしようとする人々が立ちはだかることがあるかもしれませんが、そのような人々に道を外されないようあなたが自身の仕事に集中していれば、いつか振り返えれば、そこまでたどり着けたのは自分自身の力であり、あなたの愛する人の支えがあってからこそ、ということが分かるはずです。そして、それはこの世で最高の気分です。この瞬間を心から感謝します」

カニエ・ウェストは現在、このテイラー・スウィフトのスピーチに対して何もコメントしていない。

テイラー・スウィフトは同授賞式でパフォーマンスする全アーティストの中で1番目に登場し、『1989』にも収録されている“Out Of The Woods”を披露している。

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