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キッスの結成メンバーであるジーン・シモンズはベース・プレイの好みについて触れ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーについて「スラップの音は好きじゃない」と語っている。

ジーン・シモンズは『ギター・ワールド』誌のインタヴューで次のように説明している。「私は自分のことをベースの名手だと思ったこともないし、そうなりたいと興味を持ったこともない。音楽でひけらかすのは好きじゃないんだ。記憶に残ることのほうが惹かれる。そういうことが自分としては音楽の喜びに含まれているんだ」

ジーン・シモンズは次のように続けている。「ジャズ・プレイヤーになって、ミュージシャンから尊敬されるというのもあるけど、他の世間は気にもしてくれない。ゲームをしてみよう。意味のあるジャズ・プレイヤーを挙げてみよう」

ジーン・シモンズはジャズ・フュージョン界のギタリストであるジョン・マクラフリンを一例に挙げながら、次のように続けている。「彼は素晴らしいプレイヤーだ。でも、ここで質問がある。彼がソロで弾いたメロディーをハミングできるかい? できないだろ」

「敬意はもちろんあるけれど、そういう音楽というのは自分がどれだけうまく演奏できるかを見せることを目的としたものだ。でも、自分は興味がないんだ。一番難しいのは素晴らしいシンプルな曲やリフを書くことだ。本当に難しいんだよ」

ジーン・シモンズは次のように語っている。「ジャコ・パストリアスやジャズの人たちなど、素晴らしいベース・プレイヤーというのは本当にたくさんいる。もしくはフリーも本当に楽器がうまいけれど、彼が弾いたものを自分は覚えていないんだよね。あと、ベースのスラップの音は好きじゃないんだ」

ジーン・シモンズは自分としては「簡単なもののほうがいい」というアプローチを取っていると説明して、エリック・クラプトンの言葉を引用している。「一番難しいのは、どの音をソロに入れて、どの音をソロに入れてはいけないかということなんだ」

ジーン・シモンズは次のように締めくくっている。「衝撃的なほどシンプルで、まったく動きのないものであっても、口ずさむことができて、記憶に残るというものがあったりするんだよ」

先日、ジーン・シモンズはニューヨーク州のナイアガラ・フォールズ市とノース・トナワンダ市の鍵を授与されている。

今年8月、ニューヨーク・シティ・ホールの前で特別式典が開催され、ナイアガラ・フォールズ市のロバート・リスティーノ市長とノース・トナワンダ市のオースティン・タイレック市長は両管轄区の「キー・トゥ・ザ・シティ」をジーン・シモンズに授与している。

それだけでなく、ロバート・リスティーノ市長はナイアガラ・フォールズ市のメイン・ストリートとパイン&セダー・アヴェニューの間にあるダウンタウンのストリートを、ジーン・シモンズがナイアガラ・フォールズを拠点とする飲料事業「ロック・ステディ・ソーダ」に多大な投資をしていることへの謝意として、一時的にジーン・シモンズ・ブルーバードと命名することを明らかにしている。

今年4月、キッスはエンタテインメント/音楽投資会社であるポップハウスに音楽カタログの権利、商標権、メイクの著作権を含めた肖像権を売却する契約を結んでいる。

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