Photo: MPL Communications/MJ Kim

ポール・マッカートニーはサッカー界の伝説であるペレのサイン入りユニフォームを手渡されたことが明らかになっている。

このユニフォームは最近になって再浮上したもので、ポール・マッカートニーへのプレゼントとして2019年にペレがサインを入れたものだという。

ペレは2019年にポール・マッカートニーにこのユニフォームを手渡そうとしていたが、その機会は実現しなかった。その後、ペレの長年のマネージャーであるペピト・フォルノスとペレの妹であるルイーザ・ナシメントは本来の持ち主に渡す方法を模索していたとされている。

今回、「ゴット・バック」ツアーで訪れたサンパウロの2公演目の前に、サインが入れられてから5年を経て、このユニフォームはポール・マッカートニーにようやく手渡されている。

写真でポール・マッカートニーが掲げているユニフォームにはペレの言葉で「ポール、ボールを転がし続けるんだ。愛しているよ」と書かれている。

ユニフォームは10月16日にアリアンツ・パルケ・スタジアムで行われた公演に先立って手渡されている。アリアンツ・パルケ・スタジアムはSEパルメイラスの本拠地で、ポール・マッカートニーは残されたユニフォームを「大切にする」と語っている。

この日の公演はポール・マッカートニーにとってブラジルで39公演目となっており、ポール・マッカートニーはブラジルで海外アーティストが売り上げたチケットの最多記録を保持している。この記録には1990年にリオのマラカナン・スタジアムで開催された公演で18万4千人の観客を動員し、当時の興行記録を塗り替え、コンサート観客数の世界記録を樹立したことも大きく貢献している。

ペレは史上最高のサッカー選手の一人として見なされており、ワールドカップで3度優勝した唯一の選手となっている。

長いキャリアを持つ一方で、彼の最大の功績の一つは弱冠17歳の時にブラジル代表として1958年のワールドカップのスウェーデン大会に出場したことで、準々決勝での決勝点、準決勝でのハットトリック、決勝での2ゴールを含む、最後の3試合で6ゴールを決めている。

ペレはガンとの闘病の末に2022年に亡くなっている。享年82歳だった。

一方、ポール・マッカートニーは再開させた「ゴット・バック」ツアーでザ・ビートルズの“Now And Then”を初めてライヴで演奏している。

AIのテクノロジーを使って2023年11月にリリースされた“Now And Then”はジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ポール・マッカートニーの4人が参加した最後の楽曲と評されている。

ポール・マッカートニーは今回再開された「ゴット・バック」ツアーでマンチェスターでの2公演とロンドンでの2公演を行う予定となっており、ポール・マッカートニーによるUKでの公演はグラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務めた2022年以来となる。ロンドンでの公演は2018年以来となり、マンチェスターでの公演は2011年以来となっている。

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