ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアはケイト・ブッシュにパフォーマンスを行うように説得したものの、うまくはいかなかったことを明かしている。
デヴィッド・ギルモアはケイト・ブッシュの初期のキャリアにおいて重要な役割を果たしていて、共通の友人であるリッキー・ホッパーのおかげで10代のケイト・ブッシュのデモテープと出会うこととなっている。デヴィッド・ギルモアがケイト・ブッシュの独自のサウンドに出会った時、ケイト・ブッシュの家族はすでに同じようなデモをたくさん送っていたが、それらはすべてレーベルに断られていた。
デヴィッド・ギルモアが手を貸して、よりプロフェッショナルなデモのレコーディングに資金を提供したところ、ケイト・ブッシュはEMIとの契約を獲得することとなり、それが2人の長い友情の始まりとなっている。事実、ライヴを行うことが非常に稀なケイト・ブッシュだが、デヴィッド・ギルモアとは1987年と2002年に共演を果たしている。
しかし、デヴィッド・ギルモアは『ガーディアン』紙のインタヴューでケイト・ブッシュをステージに戻ってくるように説得することは難しいと語っている。「ケイト・ブッシュをステージに復帰させることができるのはケイト・ブッシュだけだ」
ライヴ活動を35年にわたって休止していた時期を経て、ケイト・ブッシュが最後に行ったライヴは2014年にロンドンのハマースミス・アポロで22公演にわたって行われた「ビフォア・ザ・ドーン」となっている。
デヴィッド・ギルモアはこの公演に言及しながら、次のように語っている。「彼女が2014年にハマースミス・アポロで行った公演はこれまで観た中でも最高のものだった。いくつかの公演を観に行ったんだけど、実のところ最近も彼女を説得しようとしたんだ。やさしくだけどね」
デヴィッド・ギルモアは9月6日に9年ぶりとなる通算5作目のソロ・アルバム『邂逅』をリリースしており、デヴィッド・ギルモアはブライトン・センターでドレス・リハーサル公演を行った後、イタリアのローマにある「チルコ・マッシモ」からツアーを本格的にスタートさせている。
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