レディオヘッドのベーシストであるコリン・グリーンウッドはニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズのツアーで感じた「強烈な幸福感」について語っている。
先月、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズはベーシストのマーティン・ケイシーが病気のためにツアーに参加せず、代わりにコリン・グリーンウッドがツアーに参加することを発表していた。
これまでにもコリン・グリーンウッドはニック・ケイヴのソロ・ツアーに参加しており、ニック・ケイヴとウォーレン・エリスの『カーニッジ』ツアーでも数公演に出演している。コリン・グリーンウッドはニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズの最新作『ワイルド・ゴッド』にも参加していた。
コリン・グリーンウッドはマーティン・ケイシーの代役を務めていることについて『NME』に次のように語っている。「音楽を一緒にやるのには最高の人たちの集まりなんだ。みんな素晴らしいし、猛烈にラウドなドラマーもいる。すごいチームだよ。自分にとってもレディオヘッドじゃないから楽しいんだよ。音楽としていろんな違うカラーがあるからね。だから、楽しませてもらっているよ」
コリン・グリーンウッドはニック・ケイヴのアーティスト性についても触れている。「彼は素晴らしい語り手だよね。彼のピアノ演奏も好きなんだ。新作のラフ音源を自宅に持ち帰って、彼の声が部屋に広がると、『なんて声なんだろう。彼は最高だよ』と思うんだ」
コリン・グリーンウッドは次のように続けている。「もちろん、彼の音楽を知ってはいたけれど、すごく分かっていたわけではなかった。『レット・ラヴ・イン』は聴いたことがあって大好きだったし、『プッシュ・ザ・スカイ・アウェイ』と『スケルトン・ツリー』とかも好きだから、彼がウォーレン・エリスと作業するのを幸運にも見られたのは特権だったね」
コリン・グリーンウッドはニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズの音楽にある力と「強烈な幸福感」に賛辞を寄せている。
「音楽というのはパワフルで、情熱的で、エモーショナルで、人を巻き込み、魅了するものなんだ」とコリン・グリーンウッドは語っている。「ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズを初めて観たのは2017年のアントワープだった。ニック・ケイヴが観客を手玉に取るのをただ観ていた。華やかな魂があって、憧れるよ。素晴らしい物語のほんの一部になれたことはものすごく光栄なことで、特権とも言えるものなんだ」
ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズは通算18作目となる最新作『ワイルド・ゴッド』を8月にリリースしている。
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