ザ・ビートルズは米『プレイボーイ』誌のために行ったインタヴューの「長年失われていた」テープがオークションにかけられることが明らかになっている。
2時間にわたるインタヴューはアメリカ人ジャーナリストで、ラジオ司会者だったジーン・シェパードによって1964年10月にエクセターABCでのコンサート後に行われたものとなっている。
インタヴューを収録したカセットテープにはポール・マッカートニーが敵対的なジャーナリストに対して悪態をついたり、15分のライヴ・コンサートの録音音源など「ありのままの瞬間」が含まれているとされている。
このインタヴューのカセットテープはマージーサイドのオメガ・オークションに10月15日に出品されるとのことで、落札価格は10000ポンドからスタートする。
音源にはジョン・レノンやポール・マッカートニーの家族に関する「心あたたまる逸話」や「気さくな冗談」も含まれているという。
オメガ・オークションはこのインタヴューが米『プレイボーイ』誌の1965年2月号に掲載された特集のベースとなったものの、全編が出版・公開されたことはないと述べている。
音源はジーン・シェパードによる紹介から“Can’t Buy Me Love”や“I Wanna Be Your Man”のライヴ音源が収録された後、インタヴューはバンドが公演後に滞在したトーキー・ホテルで行われている。
オメガ・オークションのダン・マスカテリ=ハンプソンは次のように語っている。「このような宝物を発掘することは常にエキサイティングであり、この仕事を愛してやまない理由でもあります」
一方、ザ・ビートルズはアメリカ進出から60周年を記念してアップルTV+で『1964』というタイトルのドキュメンタリーが公開されることが明らかになっている。
1964年2月、ザ・ビートルズはアメリカを初めて訪問しており、『エド・サリヴァン・ショウ』への初出演は7000万人以上が視聴したと言われている。これはその後のブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれるものを牽引することとなり、ビートルマニアが全米を席巻することとなっている。
こうしたアメリカで急速に名声を得ることとなった現象を追ったドキュメンタリーが配信されることが決定しており、新たなインタヴューやライヴ映像も盛り込まれたものになるという。
『ザ・サン』紙は『1964』がアップルTV+でサンクスギビング・デイとなる11月28日より配信されると報じている。
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