Photo: Eimear Lynch

フォンテインズD.C.はニュー・アルバム『ロマンス』より“In The Modern World”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

“In The Modern World”は8月23日にリリースされる通算4作目のアルバムから公開された4曲目のシングルとなっている。プレス・リリースには次のように記されている。「“In The Modern World”はアルバムの中心となる曲で、グリアン・チャッテンが2023年に不可解にもロサンゼルスで10日間一人きりになった時に書かれた。この曲はラナ・デル・レイが引き合いに出されるもので、アルマゲドンの中で一緒にいる恋仲にある架空の3人のイメージを中心に構成されている」

ミュージック・ビデオは“Here’s The Thing”に続いて映画監督のルナ・カームーンが手掛けており、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』 や『ソルトバーン』への出演で知られるユアン・ミッチェルがカージツの対決という残酷で情熱的でフェティッシュな劇場に飛び込むものとなっている。

“In The Modern World”のミュージック・ビデオはこちらから。

グリアン・チャッテンは新作とバンドの方向性について『NME』に次のように語っている。「今回のアレンジやアイディアのおかげで、より自信を持てるようになった。『実験』という言葉は嫌いなんだ。フランク・ザッパじゃないからね。自分にあったアイディアに尽力しただけだ。『ロマンス』は全員の音楽的な歩みの結果として、これまでで最も広がりのあるフル・アルバムになったんだよ」

“Here’s The Thing”が未来的なアニメ映画のオートバイ・レースを連想させると言うと、グリアン・チャッテンは次のように答えている。「自分にとってもそういうサウンドなんだ。面白いよね。『AKIRA』のサウンドトラックみたいな音ではないんだけど、立ち上がるのはそういうイメージなんだ」

「スポティファイでギター・サウンドのプレイリストを作るよりも、ずっと面白い書き方だと思う。夜明けに飛び立つハトのこと、渋谷のスクランブル交差点のこと、100万人の人々が通り過ぎるけれど、自分たちの世界ではお互いを見ていないという感覚、朝の通勤ラッシュについて話していたんだ」

フォンテインズD.C.は今週末に開催されるレディング&リーズ・フェスティバルに出演する主だったアクトの一組となっている。

また、フォンテインズD.C.は2025年7月5日にフィンズベリー・パーク公演を行うことを発表している。フィンズベリー・パーク公演にはサポート・アクトとしてアミル&ザ・スニッファーズ、ニーキャップが出演することも発表されている。

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