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ジャック・ブラックはテネイシャスDのカイル・ガスがドナルド・トランプ元大統領銃撃事件について発言したことに対して、テネイシャスDは「また戻ってくる」と語っている。

ジャック・ブラックはカイル・ガスがドナルド・トランプ元大統領銃撃事件について冗談を飛ばしたことを受けて、テネイシャスDとして予定されていたツアーの残りの日程をキャンセルしている。カイル・ガスはドナルド・トランプ元大統領銃撃事件が銃撃された翌日となる7月17日にシドニーのICCシアターで行われた公演で問題の発言をしている。

公演ではカイル・ガスの64歳の誕生日を受けて誕生日ケーキが運ばれており、ジャック・ブラックに誕生日の願いを訊かれたカイル・ガスは「次の時はトランプを外すな」と冗談を飛ばしている。ジャック・ブラックはその2日後に発言は「予期せぬものだった」として、ヘイト・スピーチや政治的暴力を容認するものではないと述べている。「スパイシー・ミートボール」ツアーの残りの日程はキャンセルされており、活動の「予定は保留になる」とされている。

カイル・ガスはインスタグラムで謝罪して「非常に不適切で、危険で、ひどい間違い」だったと投稿したが、その投稿も削除されている。

今回、ジャック・ブラックは『ヴァラエティ』誌でテネイシャスDの状況について訊かれて、次のように語っている。「僕らには休みが必要なんだ。誰しも休みが必要な時がある。僕らはまた戻ってくるよ」

ジャック・ブラックはカイル・ガスとは依然として友人であり、騒動の後も話をしたと語っている。「ああ、僕らは友達だよ。それは変わらない。こういうことには時間が必要な時もある。ふさわしいと思った時に戻ってくるよ」

カイル・ガスの発言を受けて、オーストラリアの連邦上院議員であるラルフ・バベットはテネイシャスDの国外追放を求めていた。

ラルフ・バベットは次のように述べている。「日曜日にシドニーで行われたテネイシャスDによる政治的暴力への呼びかけを最も強く非難します。大統領の暗殺を擁護したり、願ったりすることはとんでもないことで、不快であり、汚い邪悪なことです。いかなる形であれ許されることではありません。これは冗談ではなく、大統領の死を望んだということでは非常に真剣なものです」

カイル・ガスはエージェントだったグリーン&アソシエイツ・タレント・エージェンシーのマイケル・グリーンからも契約を打ち切られている。

一方、フー・ファイターズのデイヴ・グロールは現地時間8月3日にデンヴァーで行われた公演で自らドラムを担当しながら、テネイシャスDの“Tribute”をカヴァーしている。

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