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ジェーンズ・アディクションのギタリストであるデイヴ・ナヴァロはフー・ファイターズのドラマーであるテイラー・ホーキンスが亡くなった後、ギターを弾くのがつらかったと語っている。

テイラー・ホーキンスは2022年3月に亡くなっている。享年50歳だった。テイラー・ホーキンスはコロンビアのボゴタで公演を行う数時間前にホテルの部屋で亡くなっているところを発見されている。亡くなる数ヶ月前にデイヴ・ナヴァロ、テイラー・ホーキンス、クリス・チェイニーは新バンドであるNHCの初ライヴを行っている。

『ギター・ワールド』誌のインタヴューでテイラー・ホーキンスの友人の一人だったデイヴ・ナヴァロは彼の死がメンタル・ヘルスに与えた影響について語っている。

「テイラー・ホーキンスとクリス・チェイニーとのアルバムを完成させようとしていたんだ」とデイヴ・ナヴァロは語っている。「ミックスもマスタリングもやって、そこでテイラー・ホーキンスが亡くなった。新型コロナウイルスの最中だった。その後はギターを手に取るのがつらくなってしまったんだ」

デイヴ・ナヴァロは次のように続けている。「1年くらいギターを手に取らなかった。彼は刺激をくれるアーティストだったんだ。途轍もないドラマーだっただけでなく、素晴らしいソングライターで作詞家だった。誰しもが好きになる人間だったんだよ」

「テイラー・ホーキンスが亡くなった後は長い間、演奏しなかった。1年くらい経って、ギターを手に取って、いくつかカヴァーを弾き始めた。そうやって手にした楽器にもう一度慣れていったんだ」

デイヴ・ナヴァロは新型コロナウイルスの中で好きなミュージシャンのギターを研究することで、ギターへの愛を再発見し始めたという。

「病気になったことで長い間、家に閉じこもっていたんだけど、ジェイ・グレイドンとか普段だったら研究しないようなギタリストを研究し始めたんだ」とデイヴ・ナヴァロは説明している。「ジェイ・グレイドンを研究し始めて、ヴァン・ヘイレンのことも掘り下げ始めて、使っていた機材についてもいろいろと読んだんだ。使っていると噂されたものとかね」

デイヴ・ナヴァロは次のように続けている。「病気の間はギターの木を削ったり、いろんなことをもう一度勉強したんだ。そして、ジェーンズ・アディクションを一から弾いてみたら、80年代や90年代に弾いていて忘れていたものを学び直したんだ」

「大変だったけど、楽しかったよ。どこかでバンドに戻ることは分かっていたからね。バンドは新曲に取り組みたがっていたんだ。それでスタジオに行って、椅子に座れるぐらいになったから、10時間やることになったんだ。簡単なことだった。そこで、いくつか新曲を書いたよ」

デイヴ・ナヴァロはジェーンズ・アディクションに復帰しており、今年5月にはロンドンでライヴを行っている。バンドはオリジナル・メンバーでは34年ぶりとなる新曲“Imminent Redemption”を先週リリースしている。

ジェーンズ・アディクションは今月からラヴ&ロケッツをサポート・アクトに迎えて北米ツアーを行うことが決定している。

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