Photo: Alexa Viscius

アメリカン・フットボールはデビュー・アルバムの25周年盤と同作のカヴァー・アルバムをリリースすることを発表している。

通称『LP1』と呼ばれる『アメリカン・フットボール』は1999年にリリースされており、2016年には『LP2』、2019年には『LP3』がリリースされている。

今回、アメリカン・フットボールは10月18日にポリヴィニルより『アメリカン・フットボール』の25周年盤をリリースすることを発表している。

25周年盤と合わせて収録の9曲を別々のアーティストがカヴァーした『アメリカン・フットボール(カヴァーズ)』もリリースされる。本作でエセル・ケインは“For Sure”を、ブロンドシェルは“The Summer Ends”をカヴァーしている。

カヴァー作にはマンチェスター・オーケストラ、アイアン&ワイン、ノーヴォ・アモール&ロウスウィマーらが参加している。

リリース発表に合わせて“Never Meant”のリマスター音源とアイアン&ワインによる同曲のカヴァーが公開されている。アイアン&ワインによるカヴァーはブラッド・クックがプロデューサーを務めている。

「隣人のブラッド・クックとは知り合いで、少し前から何かで仕事をしたいと思っていたんだ」とアイアン&ワインことサム・ビームは語っている。「このプロジェクトで声をかけたら、完璧な機会という感じだった。アメリカン・フットボールのファンにとって大切な曲だということは知っているからね。参加できて光栄だし、ちゃんとやれていたらと思う」

アイアン&ワインの参加についてアメリカン・フットボールのスティーヴ・ホルムスは次のように続けている。「アイアン&ワインの最初のレコードが出た時、タウンズ・ヴァン・ザントとエリオット・スミスの間を針に糸を通すようだった」

「ニック・ドレイクが同じ世代でフガジを聴いてからベッドルームでアート・フォークを作ったみたいだった。言い換えれば、22歳の時じゃなく、28歳の時に聴いていたら自分たちもやりたいと思っていただろうね」

「サム・ビームは素晴らしいソングライターであり、曲の解釈者でもある。僕らの曲を解釈するのに時間を使ってくれたなんて嬉しいよ」

昨年、アメリカン・フットボールはアルバム・ジャケットに登場する家を「場所を保存して、ファンのコミュニティにするために」購入したことが明らかになっている。

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