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アデルはミュンヘンで行われる連続公演でチケット価格がわずか35ユーロ(約5800円)の「ラッキー・ディップ」チケットが発売されることが決定している。

連続公演は8月2日から80000人収容の屋外会場であるミュンヘン・メッセ・アリーナで10公演行われる予定となっている。会場はこの公演のために特別に建設されたもので、今回の公演は2016年以来のヨーロッパ大陸での公演となり、ラスベガスで行われている「ウィークエンズ・ウィズ・アデル」公演の後に行われる。

現時点で残っているチケットの価格は229.9ユーロから399.9ユーロとなっているが、今回、35ユーロのチケットが発売されることが決定している。このチケットは公演当日まで席の場所が分からず、「後方の座席から前方のスタンディングまでどこでもあり得る」とチケットマスターは説明している。

一度割り当てられた席は変更できないため、チケットは公演当日にボックスオフィスで受け取る必要がある。チケットは各週に「限定で」発売される。

先日、アデルは現在予定されているライヴの後は活動を休止させる予定で、新曲をすぐに作るつもりはないと語っている。

アデルはドイツの『ZDF』のインタヴューで新曲に取り組む予定はなく、しばらく音楽業界から離れたいと語っている。

「新曲についてのプランはまったくない」とアデルは語っている。「この後は大きな休みを取りたい。しばらくの間は他の創作活動をやってみたいと考えているの」

インタヴューでアデルは作曲活動から離れようとしている理由の一つは名声にまつわる悩みで、脚光を浴びたくない願望があるとも明かしている。

「有名になる前のすべてが惜しまれるの。有名じゃないのが一番よね。有名になるのは好きじゃない。いつでも自分がやりたい時に音楽を作って、それを人々が受け止めて、気に入ってくれるというのは好きだけどね。想像を絶することよね。誰もがそういうことにはならないしね」

「でも、名声という部分は本当に嫌いで、そうなる前のことが恋しい。人々が私の声と曲に注目してくれるのはすごいことだけど、それを当然だとは思えない。だから、すごいことだと思うし、要はバランスよね」

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