プライマル・スクリームは8年ぶりとなるアルバム『カム・アヘッド』をリリースすることを発表して、新曲“Love Insurrection”が公開されている。
2016年発表の『カオスモシス』以来となる通算12作目のオリジナル・アルバムには11曲が収録され、11月8日にリリースされる。新作はボビー・ギレスピーがキャリアの中でも私的な面でも感情的な面でも最もオープンになった楽曲が収録されているという。
作曲が行われたのはボビー・ギレスピーがもう一度プライマル・スクリームのアルバムを作るかどうか迷っていた2022年だったとのことで、プレス・リリースによれば、アルバム全編が歌詞から始まり、音楽よりも歌詞が先にあったのはかなり久しぶりのことだったとされている。
「物語が先にありました。ボビー・ギレスピーはそれを一人で書き上げ、アコースティック・ギターを使っていました。インスピレーションに溢れていて、アイディアが次々と湧いてきたのです」とプレス・リリースには記されている。「このプロセスはプロデューサーのデヴィッド・ホルムスの勧めもあって、新しい道を作ることになりました。デヴィッド・ホルムスとプライマル・スクリームのギタリストであるアンドリュー・イネスと共に取り組んだ『カム・アヘッド』のセッションはベルファスト、ロンドン、ロサンゼルスで完結することになりました」
アルバムのリリース発表に合わせて、ニュー・シングル“Love Insurrection”も公開されている。ディープなグルーヴによるベースラインとファンク風のギターで構成された“Love Insurrection”の歌詞は警告と不安定な時代に希望を見出すことの両方が歌われている。
“Love Insurrection”の音源はこちらから。
「初めてアルバムを作った時のような感じで、このアルバムには興奮しているんだ。『カム・アヘッド』に全体的なテーマがあるとしたら、内面的にも表面的にもある種の衝突だろうね」とボビー・ギレスピーはアルバムについて語っている。
「アルバムを通して思いやりの側面もある。タイトルはグラスゴーの言葉なんだ。誰かが喧嘩を売ってきたら『かかってこい!』と言うんだ。グラスゴー人の不屈の精神を彷彿とさせ、アルバムにもその攻撃的な態度と自信がある。そういう向こう見ずな言葉があって、『カム・アヘッド』はなかなか不遜なタイトルなんだよ」
アルバム・ジャケットにはターナー賞にノミネートされたアーティストであるジム・ランビーが撮影したボビー・ギレスピーの父親であるロバート・ギレスピー・シニアの写真が使われている。この写真は社会正義の活動に生涯を捧げた父を深く尊敬し、『カム・アヘッド』には階級というテーマがあることから起用されている。
「アルバムには希望のメッセージもある」とボビー・ギレスピーは語っている。「でも、人間の最悪な部分を受け入れているところもあるんだけどね」
新作のトラックリストは以下の通り。
1. ‘Ready To Go Home’
2. ‘Love Insurrection’
3. ‘Heal Yourself’
4. ‘Innocent Money’
5. ‘Melancholy Man’
6. ‘Love Ain’t Enough’
7. ‘Circus Of Life’
8. ‘False Flags’
9. ‘Deep Dark Waters’
10. ‘The Centre Cannot Hold’
11. ‘Settler’s Blues’
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