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ビースティ・ボーイズは1994年発表の“Sabotage”のミュージック・ビデオをパロディにしてコマーシャルを作ったチリズ・グリル&バーの親会社であるブリンカーに訴訟を起こしている。

7月10日にニューヨーク連邦裁判所に訴状は提出されており、ビースティ・ボーイズはブリンカーが“Sabotage”を使ったことで、ビースティ・ボーイズがチリズ・グリル&バーを推奨しているような間違った印象を与えると述べている。

『ピッチフォーク』が入手した訴状でビースティ・ボーイズの弁護士は「70年代のカツラ、付け髭、サングラスをつけた3人のキャラクター」を登場させることで、「ビースティ・ボーイズの3人のメンバーを想起させることを意図している」と主張している。弁護士はビースティ・ボーイズが「第三者の製品広告目的で“Sabotage”やその他の知的財産をライセンスすることはない」とも述べている。

ビースティ・ボーイズは15万ドルの損害賠償、ブリンカー社によるCMの削除、ブリンカー社が今後彼らの作品を使用できないようにする命令を求めている。

似たような事例でビースティ・ボーイズは2014年に許可なく音楽を使用したとしてモンスター・ビバレッジ・コーポレーションから170万ドルの損害賠償が支払われている。

ビースティ・ボーイズは『イル・コミュニケーション』の30周年を記念して、リイシューすることも発表されている。

5月31日にアルバムのリリースから30年を迎えたことを受けて、ビースティ・ボーイズはボックスセットを紹介する映像を公開している。同作はアナログ盤3枚組となり、そのうち2枚にはオリジナル・アルバムが収録され、3枚目にはリミックス、ボーナストラック、レア・トラックが収録される。

このボックスセットは2009年にも1500セット限定で発売されている。今回、『イル・コミュニケーション』はカセットテープで発売されることも決定しており、ジャケットやTシャツも公式ショップでは発売される。再発盤の発送日は7月26日となっている。

2009年の時と同様に『イル・コミュニケーション』の3枚組再発盤には“Heart Attack Man”のアコースティック音源やライヴ音源、“Get It Together”のリミックス音源、“‘Sure Shot”の「ヨーロピアン・Bボーイ」インストゥルメンタル・ヴァージョンも収録される。

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