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フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは最近のライヴでテイラー・スウィフトのことを揶揄していると見られている。

現地時間6月22日にロンドン・スタジアムでライヴを行ったフー・ファイターズのデイヴ・グロールはテイラー・スウィフトが近くのウェンブリー・スタジアムでライヴを行っていることを指摘している。それにブーイングが起きると、デイヴ・グロールは次のように語っている。「でも、テイラー・スウィフトの逆鱗には触れたくないだろ? だから、俺たちは自分たちのツアーを『ジ・エラーズ』ツアーと呼びたいんだ」

デイヴ・グロールは次のように冗談を続けている。「俺たちのほうが少し歴はあるからね。その分、ミスもある。少しだけどね。だって、俺たちは本当にライヴで演奏しているからね。そうだろ? 生のロックンロールを求めているんだろ? だとしたら、ふさわしい場所に来たと思うよ」

テイラー・スウィフトもデイヴ・グロールのこの発言に言及したと見られており、6月23日のウェンブリー・スタジアム公演でスタンディング・オヴェーションを受けた後、自身のバンドに賛辞を寄せている。「バンド・メンバーの一人ひとり、クルーの一人ひとり、私のバンドは今夜3時間半にわたってライヴで演奏してくれる。みんなは寛大にもそれに応えてくれたけど、忘れないわ」

デイヴ・グロールとテイラー・スウィフトはこれまで仲がよかっただけに、今回の発言は意外なものとなっている。2018年、デイヴ・グロールはポール・マッカートニーのパーティーでテイラー・スウィフトに「救われた」と語っていた。デイヴ・グロールによれば、ポール・マッカートニーがピアノを弾いた後に全員が自分の方を向いて「デイヴ、曲を弾いてくれ」と言われたという。

「俺はピアノが弾けないから、その時にちょっと困ってしまってね。ギターも全部左利きで、『なんてこった。どうすればいいんだ?』と思っていたら、テイラー・スウィフトが立ち上がって、『私が曲を弾くわ』と言ってくれたんだ。彼女には救われたよ」

デイヴ・グロールがテイラー・スウィフトを揶揄した理由については明らかになっていないものの、ソーシャル・メディアではデイヴ・グロールの娘がテイラー・スウィフトのファンから嫌がらせを受けたためではないかと推測されている。17歳のヴァイオレットはテイラー・スウィフトが移動にプライベート・ジェットを使っていることを指摘したところ、殺害予告が届いており、テイラー・スウィフトは諌める声を上げていなかった。

フー・ファイターズはUKツアーの初日となったマンチェスター公演で未発表曲“Unconditional”を披露している。

バンドの担当者はこの曲について次のように述べている。「何年も前に一部を書いて、自宅のスタジオ・セッションでデモも作られていたが、最終的に未完成のままになっていた曲です」

「バンドとして“Unconditional”を再発見することになったのはフー・ファイターズらしく自然発生的なものでした。UKツアーのリハーサルをやっている時に、この曲のことが話題に上がって、必要なのは1回だけ通しで演奏してみるだけでした。すぐにみんなにも同じようにライヴで聴いてもらおうということになったのです」

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