ザ・1975が、ニュー・アルバムのタイトル『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』の意味を明らかにしている。
このセカンド・アルバムは2月26日にリリースされる。このアルバム・タイトルは、レコードのリリースが発表されるよりもはるか前にフロントマンのマット・ヒーリーが投稿したインスタグラムの1つのキャプションに記されていた。
米『ローリング・ストーン』に対しマット・ヒーリーは、このタイトルが「当時のガールフレンドの1人に言った何かの言葉だよ。よくあることで、見かけほど詩的なものじゃなかったことは確かだね」と語っている。
さらにこう続けている。「僕たちは無名のバンドから知られたバンドへと変わってきて、語られる対象、理解される対象になった。だから、ある種のことに対して恐怖があったね。それで唯一の解決方法として、僕たちが、自分たちが語るべきだと思うことじゃなくて、真実を表現したアルバムを作ろうって決心したんだ。そんなわけで早い段階で、ただこれを本当に気に入ったという理由でアルバムの名前にしようと決めてたよ」
ドラマーのジョージ・ダニエルは「これは名祖となるアルバムのパターンのアンチテーゼだよ、本当に」と言った。
マット・ヒーリーは、ニュー・アルバムの一部が2013年のデビュー・アルバムに関連があると語っている。「僕はいつもビデオ・ゲームに出てくるようなイースター・エッグが好きだった。そこにあるって知らないで後で気がつく、みたいなね」彼は言う。「そんなふうに僕は物事の裏にある意味を愛しているんだ。そういう伏線があって、ある人たちは気がつかない。でも、気がつく人たちは、すごく共感し合えるってことだよね」
最近の『NME』誌のカヴァー・ストーリーで、マット・ヒーリーは有名人に対する疑念や、同様の知名度の高い同業の友人たちの「スクワッド(仲間たち)」について胸中を明かし、カメラマンの前でポーズをキメるより音楽を作りたいと述べた。
「こういうセレブたちがみんなこぞってお互いに会ったりしているのを見ると、ホントに友だちなのかなって思う」とマット・ヒーリーは述べている。「僕の世代の有名人たちって集まるとすぐに――誰のことを言っているのかは分かるよね――カーラ・デルヴィーニュやカイリー・ジェンナーのような人たちだよ――彼らってみんなグループでかたまってて、何を代表しているのかさっぱり分かんないよ。他人と写真に写りたいだけさ。『スクワッド・ゴールズ(みんないいね)』っていうあの言葉、大嫌いだよ」
さらにこう付け加えた。「僕はミュージシャンで、社交家がバンドを組むことになったってわけじゃない。これは愛なんだ。音楽という形のね。やりたいからやってるんでさ。有名になるとか、勝手にしろって。僕を燃え立たせてくれるから音楽をやっている。自分の曲作りでそういう瞬間が訪れると、性的欲求みたいだね。この体の内部の情欲みたいに感じる。他の誰かのためではないんだ」
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