オーロラはニュー・アルバム『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?』の国内限定パンフレット付き日本独自企画盤が6月26日にリリースされることが決定している。
『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?』の日本独自企画盤は、紙ジャケット仕様でリリースされ、日本限定となるパンフレットが封入される。パンフレットには歌詞対訳に加えて、生い立ちやこれまでの音楽活動、最新作までを語ったオーロラ本人インタビューを含む解説のほか、アルバム制作の舞台裏やプライベートショットを含む、貴重な写真の数々が掲載される。さらに、日本盤限定のボーナストラックが1曲収録されることも決定している。
最新プロジェクトとなるアルバムは自己破壊から自己治癒への歩みを描いたもので、現代社会で失われた精神的なつながりや無防備さが持つ癒しの力を探求し、政治や個人的な成長との心の結びつきを通して、変化の灯を点そうと呼びかけているという。
アルバムの構想は2022年4月に先住民の活動家たちが共同で書いた『ウィ・アー・ザ・アース』という公開書簡を読み、彼女の人生を変えたことに端を発する。公開書簡は革命を呼びかけ、「大地を癒す」ために地球温暖化への世界的な対応を迫るものとなっていた。
公開書簡の中で人々は「心を通して」大地とつながっていると表現され、地球は「私たちの中で脈打つ心」と評されており、それを受けてオーロラは「ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?(心に何が起こってしまったのか?)」という疑問を抱くようになったという。
レコーディングはノルウェー、ドイツ、ロンドン、ロサンゼルスで行われ、これまでで「最もパーソナルな、カタルシスのある」アルバムになったと評されている。
「心臓の詳細な機能と構造は明確には理解されていなかったけれど、心臓は魂の、直感の、そして感情や意思の中心だと信じられていた。それらは脳によるものだと、決定づけられるまでは。論理に飲み込まれてしまう感情。そして、世界はお金や権力、利己主義によって毒されているのだから、こう問いかけずにはいられない。心臓に何が起きたの?」
日本のファンに本作をどのように聞いてもらいたいかについてオーロラは次のように続けている。「マインドではなく、ハートで聞いて欲しいと思っている。でも、私から特に希望することはない。何もしなくて大丈夫。私は構わない。やりたいことをやってほしいな。でも、私にとってはすごく大切なアルバムなので、みんなにも真剣に受け止めてもらいたいと思っているの。そして、このアルバムはみんなの為のものだと伝えたい。私たちはもうちょっと努力をしなければ。お互いに思いやりを持たなければ。でもそんなことは、みんなすでに知っているよね。だから言う必要はないと思うけど、このアルバムが人々に光をもたらしてくれたらって願っている」
アルバムにはアーネ・ブルン、マティアス・テレズ、ケミカル・ブラザーズのトム・ローランド、クリス・グレアッティ、デイヴ・ヘイムリン、マグナス・スカイルスタッドが参加している。
オーロラはサマーソニック2024に出演することが決定している。
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