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トラヴィスのフロントマンであるフラン・ヒーリーはオアシスの“Wonderwall”のコード進行を使ったことでノエル・ギャラガーから殴られるんじゃないかと恐れていたと語っている。

フラン・ヒーリーは1999年に発表したシングル“Writing to Reach You”について語る中で“Wonderwall”のコード進行を使わせてもらったことを明かしている。

「“Writing to Reach You”を書いたのは1995年だったんだ」とフラン・ヒーリーはティム・バージェスによるリスニング・パーティーのポッドキャストで語っている。「その前の年にオアシスがT・イン・ザ・パークに初めて出演した年で、観に行ったんだよね」

「そして、バンドは突き抜けて本当にビッグになった。その後、バーに行った時にノエル・ギャラガーが入ってきたことがあって、彼はヴェルヴェット・アンダーグラウンドみたいだった……彼はまさにロックスターという感じだったんだ」

フラン・ヒーリーは次のように続けている。「それから半年後に僕はグラスゴーの寒い部屋に腰を下ろして、この曲を書いたんだけど、彼のコードを盗んだんだ。というのも、“Writing to Reach You”には“Wonderwall”のコード進行があるんだよね」

「その時は未来永劫、ノエル・ギャラガーに会うことはないんだろうと思っていた。だって、失業手当をもらっている身だったからね。何も起こることはないと思っていたんだ」

「でも、万が一、彼が聴いた場合に備えて少しだけ言及しておこうと思ってね。少しオリジネイターに敬意を表することにしたんだ。それで『what’s a Wonderwall anyway』という歌詞が入っているんだよ。彼のコードを使わせてもらったからね。ありがとう、ノエル」

その後、フラン・ヒーリーはノエル・ギャラガーと会うことになったが、心配したような事態にはならなかったと説明している。「最終的に一緒にツアーすることになって、ノエル・ギャラガーにはリリースされてから会ったんだ」

「ステージを降りた時にノエル・ギャラガーが僕のところにやってきて、『いいコードだな』と言ってくれたんだ。僕としてはほっとしたよ。彼に殴られるんじゃないかと思っていたからね」

トラヴィスは7月12日に通算10作目となるニュー・アルバム『L.A.タイムズ』をリリースすることが決定している。

トラヴィスによるアルバムは2020年10月にリリースされた『10ソングス』以来となっており、ファースト・シングル“Gaslight”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

“Gaslight”のミュージック・ビデオはこちらから。

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