2月5日、ストーン・テンプル・パイロッツは、チェスター・ベニントンに代わるシンガーを発掘する公開オーディションを行うと発表している。チェスター・ベニントンはリンキン・パークのフロントマンに戻っている。
彼らの公式ウェブサイトには、“Interstate Love Song”、“Trippin’ on a Hole in a Paper Heart”、“Vasoline”のインストゥルメンタル・ヴァージョンと共に以下のメッセージが掲載されている。
「私たちはストーン・テンプル・パイロッツの新しいヴォーカリストを探しています。既に多くの才能ある方々が候補者として名乗りを上げていますが、今回はより多くの人々にこの機会を提供したいと思います」
「フロントマンとしての素質があり、私たちと共にレコーディングしたりツアーを行ったりしたい方は、ぜひご応募ください。スコットの『代わり』になる人はいませんし、私たちもそれは求めていません。今回のオーディションの目的は、ストーン・テンプル・パイロッツが今後も活動を続け、進化し、これまで通り音楽を作ることです! あなたに会うのを楽しみにしています」
元フロントマンでストーン・テンプル・パイロッツを作ったスコット・ウェイランドは12月に亡くなっており、チェスター・ベニントンもバンドへは戻らないことが明らかになっていた。
米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューで、ギタリストのディーン・ディレオがこの決断に至った経緯を説明しており、スコット・ウェイランドとチェスター・ベニントンについても言及している。
「少し前に気づいたんだ。チェスターとの活動では俺たちがやりたいことができないってね。彼にはリンキン・パークとしての活動はもちろん、家族の存在もあって、俺たちがチェスターと過ごせる時間が少なかったんだ」
「ここ数カ月、たくさんのシンガーとプレイしてみて、ロバートとエリックと俺は自分たちでできるんじゃないかって思ったんだよね。こんなにも才能ある人たちが周りにいるんだから、一緒にやらないともったいないってね。だから、良かれ悪しかれ、門戸を開くことにしたんだ」
求める人物像に関して、ディーン・ディレオはこう語っている。「『この人』という人がいれば、話す前からわかると思うんだ。部屋に入ってきた瞬間にね。心が動かされるのを楽しみにしているよ」
「昔、グレン・キャンベルが俺に言ったんだ。『ディーン、書くために生きないとね』って。メンバーになるべき人物が部屋に入ってきたら、なんとなくわかると思うんだよね。魂の中の、音楽が眠る場所に連れていかれる様な、そんな感じだよ、俺たちが待っているのは」
ディーン・ディレオはスコット・ウェイランドに関して「もっとも偉大なシンガーの1人」だと述べ、チェスター・ベニントンについては「ステージ上では毎回、まるで人生最後の夜であるかのようなパフォーマンスをしていた」と語っている。
ストーン・テンプル・パイロッツによる応募者へのオーディションは30日から60日以内に開催されるという。
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