Photo: GETTY

デヴィッド・ギルモアは8年ぶりとなるツアーを行う可能性についてインタヴューで語っている。

デヴィッド・ギルモアは『アンカット』の新たなインタヴューで9月6日にリリースされるニュー・アルバム『ラック・アンド・ストレンジ』を引っ提げてツアーを行う可能性について語っている。

デヴィッド・ギルモアは同誌で「1970年代のピンク・フロイドをもう一度やるつもりはない」としながらも、その他の年代の曲については演奏する可能性があることを示唆している。「そうだね。そっちのほうがやりたいかもしれないね。少なくとも60年代には1曲あるんだ。昔やった曲で“‘Astronomy”というのがあるんだけど、あれは常にみんなを楽しませてくれるし、みんなにとってもいい滑り出しになるんだ」

「『鬱』や『対/TSUI』の曲もあるしね。自分としては“High Hopes”はこれまでやったどの曲とも同じくらいいい曲だと思うんだ」

デヴィッド・ギルモアはツアー・バンドに変更を加えることも明かしており、次のように述べている。「あまりに機械的だったんだよね。ピンク・フロイドのトリビュート・バンドのほうがいいと思った人もいただろうね。だから、クリエイティヴな人に入ってもらって、少しスペースを与えてみようと思ったんだ。それが考えていることだね。ガイ・プラットやレネード・コーエンの最後のツアーでシンガーを務めていたウェッブ・シスターズと共に若い人に入ってもらおうと思っているんだ」

デヴィッド・ギルモアはツアーが終わったらもっとレコーディングする予定だとして未発表曲があることを示唆している。「集中しなければならないだろうね。取り掛かることのできる半分ぐらい完成している曲がたくさんあるんだ。できるだけ早く別のものも形にしたいんだよ」

同じインタヴューでデヴィッド・ギルモアはザ・ビートルズのドキュメンタリー『ゲット・バック』について観るのがつらかったと語っている。

ピーター・ジャクソンが監督した2021年発表の『ゲット・バック』は1970年発表のアルバム『レット・イット・ビー』のレコーディングを追った60時間以上の映像で構成されている。

「ポールが威張り散らしていて、ジョンがそういう時は身を引いていて、ジョージは脱退したけど、戻ってくるというものだったよね」

デヴィッド・ギルモアは次のように続けている。「なかなかだったね。思うに僕らは観ていても楽しかったけど、ポールが許可を出しているのには驚いたよ」

また、デヴィッド・ギルモアは『ABBAヴォヤージ』スタイルのピンク・フロイド公演について「もし誰かがあらゆる資金とあらゆる素晴らしいアイディアを持ち出してきて、非常に困難なややこしい条件で同意することができたとしたら、『ああ、いいだろう』と言うだろうね」と語っている。

広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ