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ドナルド・トランプ元大統領は今年の大統領選挙に先立って、黒人からの投票を得るために支援してくれるラッパーを探していると報じられている。

『ボストン・ヘラルド』紙はドナルド・トランプ元大統領がニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで資金を募るイベントを開催しようとしており、11月の大統領選挙で黒人やラテン系の投票を得るためにラッパーやアスリートを招こうとしていると報じている。『ザ・ソース』誌によれば、ドナルド・トランプ元大統領はシカゴ、デトロイト、アトランタでも同様のイベントを開催しようとしているという。

「極めて正直に言うと、共和党は黒人コミュニティに対してまとまりのある呼びかけのプランがありません」と黒人宣教師で、ドナルド・トランプ元大統領の支持者であるダレル・スコットは『ボストン・ヘラルド』紙に語っている。「有色人種のコミュニティにおける保守派が自ら買って出て、選挙活動を率いているという状態になっています」

ドナルド・トランプ元大統領は米国を欺いた共謀罪や市民の権利に対する共謀罪など4つの裁判で公判中であるにもかかわらず、大統領として2期目の就任を目指して選挙活動を行っている。その中には2016年の大統領選挙前にセクシー女優のストーミー・ダニエルズに不倫の口止め料の支払うのにあたって業務記録を改ざんしたものも含まれている。

最初の選挙運動では「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」というスローガンやアイデンティティ・ポリティクスによる蔑視が物議を醸すことになったが、一方で、米国と北朝鮮との関係を再構築し、パンデミックの間に米国国民に1200ドルを提供した彼の手腕は多くのラッパーを含め支持も獲得している。

今回の選挙活動ではドナルド・トランプ元大統領は「プロミス・トゥ・ブラック・アメリカ」という名称で知られる「プラチナム・プラン」を提唱している。これは黒人コミュニティの富を増やすという公約で、リル・ウェインやアイス・キューブといったラッパーたちはこの政策を支持して、行政と協力して計画を進めている。

リル・ウェインは次のようにツイートしている。「彼が犯罪対策でやってきたことに加えて、プラチナ・プランは黒人コミュニティに真のオーナーシップを与えるものだ。今日、私たちが言わざるを得なかったことに彼は耳を傾け、実現すると約束してくれた」

スヌープ・ドッグもかつてドナルド・トランプ元大統領を「人種差別主義者」と非難していたが、最近になってドナルド・トランプ元大統領への「愛と敬意」を抱いていると語っている。スヌープ・ドッグは『サンデー・タイムズ』紙のインタヴューで次のように語っている。「ドナルド・トランプ? 彼は俺に何も悪いことなどしていない。素晴らしいことしかしてないよ」

スヌープ・ドッグは殺人未遂と薬物に関する犯罪で30年間の実刑に処されていたデス・ロウ・レコーズの共同創業者であるマイケル・“ハリーO”・ハリスを恩赦したことについてドナルド・トランプ元大統領に賛辞を寄せている。「ドナルド・トランプには愛と敬意しかないね」

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