SUM 41のフロントマンであるデリック・ウィブリーは新たなインタヴューで現在行っているツアーを最後に解散することに決めた判断について振り返っている。
SUM 41は昨年5月に最後のワールド・ツアーを終えた後、解散することを発表しており、今年3月に来日公演を行っている。
ブラジルの『Aラジオ・ロック』に出演したデリック・ウィブリーは次のように語っている。「タフな決断だったよ。自分のやっていることも好きだったし、30年近くこのバンドにいたことも好きだった。でも、人生には自問する時期というのが来るんだよね。『これだけをやり続けるのか? 他にないのか?』ってね。他のことをやろうとしない限り、分からないわけだからね。だから、タフだったけれど、今の時点でこの決断をしなければならないと分かったんだ」
SUM 41の功績がどのように受け止められてほしいかと訊かれると、デリック・ウィブリーは次のように続けている。「自分が決めることじゃないから、考えてもいないんだ。音楽自体が物語ると思うよ。みんなに好きになってもらえるか、そうじゃないかってね。時の試練に耐えられるか、そうじゃないかということだよね」
最もつらかった時期と最も報われた時期を訊かれると、デリック・ウィブリーは次のように答えている。「たくさんあるよね。全体的に天国と地獄だった。すごい高みに達することもあれば、どん底に落ちる時もある。長いキャリアだったからね。紆余曲折を経験してきた。最も報われたと思うのは、すごくつらい時期もありながら、闘い続けて、これまででも最高だと思えるところまで突き抜けたことじゃないかな。今がお互いのことを最も好きだし、すべてが素晴らしい状態にある。終わりにするのには最高の状態なんだ」
SUM 41は先月、最後の作品となるダブル・アルバム『ヘヴン・アンド・ヘル』をリリースしている。
ニュー・アルバムについてデリック・ウィブリーは次のように語っている。「音楽を聴いた瞬間、『これが最後にしたいレコードだ』と自信を持てたんだ。ポップ・パンクとメタルのダブル・アルバムができたんだけど、これは理にかなっていると思うよ。俺たちは自分たちのためにこの路線を築くのに時間がかかってしまったけど、それを成し遂げたと思うし、それは俺たちにとってすごくユニークなものになった思う」
アルバムのストリーミングはこちらから。
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