ペイル・セインツのギタリストであるグレアム・ネイスミスが亡くなった。享年57歳だった。
訃報は近年行っていたプロジェクトであるXレイ・アイズのフェイスブックで発表されている。グレアム・ネイスミスは4月4日に亡くなったという。死因については発表されていない。
「ギタリストで友人のグレアム・ネイスミスが亡くなったことを伝えねばならず、打ちひしがれています」と投稿は始まっている。「彼は素晴らしいギター・プレイヤーでありながら、素晴らしい人物でもありました。みなさんが信じられないほど、彼を惜しむことになるでしょう。彼は非常に愛された夫にして父親で、家族にお悔やみを申し上げます。ここ数年でグレアム・ネイスミスは多くの新曲をレコーディングしてきました。それらは今後リリースされるでしょう」
https://www.facebook.com/TheXRayEyes/posts/958330632962458
グレアム・ネイスミスはシンガー/ベーシストのイアン・マスターズ、ドラマーのクリス・クーパーと共にリーズでペイル・セインツを結成しており、ペイル・セインツのサウンド面で決定的な役割を果たしている。ペイル・セインツはイアン・マスターズのシューゲイズ的なヴォーカルとノイジーなインディ・ポップを組み合わせている。
ペイル・セインツは4ADと契約して、1990年に『狂気のやすらぎ』を、1992年に『イン・リボンズ』をリリースしており、両作は4AD初期の傑作に数えられている。ラッシュのヴォーカリストであるメリエル・バーハムが1990年に加入して、カヴァーしたナンシー・シナトラの“Kinky Love”はひそかなヒット曲となっている。
4ADの創業者であるアイヴォ・ワッツ=ラッセルは次のように述べている。「グレアム・ネイスミスのギター・プレイがものすごく好きでした。私が仕事をした中で素晴らしいギター・ソロを恐れない数少ないミュージシャンの一人でした」
アイヴォ・ワッツ=ラッセルは次のように続けている。「追悼としてシンプルにペイル・セインツの最後のアルバム『スロー・ビルディングス』に収録されている“Henry”のレコードを探すか、ひどいストリーミング・サービスでクリックすることをお勧めしたい。この悲しい知らせを聞いて、モヤが晴れて、喜びと悲しみの涙を流し、その体験に感謝の思いを抱いた。言うまでもなく、大音量で聴いてほしい。元バンドメンバー、特に私よりも彼のことを知っていたクリス・クーパーが感じる悲しみを想像することしかできません」
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