クイーンのフレディ・マーキュリーはホログラムによる公演が実現するのではないかという可能性が持ち上がっている。
フレディ・マーキュリーのソロ作品の権利を所有しているマーキュリー・ソングス・リミテッドはヴァーチャル・リアリティと3Dに関する商標を申請しており、それを受けてホログラム公演の話が浮上することとなっている。
これは『ザ・サン』紙が報じたもので、同紙は商標登録の申請書を入手しており、商標は「仮想環境」での「没入型の3D仮想/拡張/複合現実体験」を対象としたものだという。
今回の商標登録で大きな成功を収めた「ABBAヴォヤージ」のデジタル公演のようなアヴァターの形でフレディ・マーキュリーがステージに復活する可能性が持ち上がっている。
1991年にエイズの合併症である気管支肺炎で亡くなって以降、フレディ・マーキュリーが近年ステージに登場するのはこれが初めてではなく、現在アダム・ランバートと行われている『ラプソディ』ツアーでは映像を使ってバンドがフレディ・マーキュリーと共演する演出が導入されている。
しかし、ブライアン・メイはかつてホログラムによる公演というアイディアに気乗りしないという自身の見解を語っている。昨年、グラハム・ノートンのポッドキャストに出演したブライアン・メイはホログラムというアイディアを受け入れつつも実現するのは全員が亡くなってからだと述べている。
「話をしたことはあるし、フレディ・マーキュリーのホログラムも見たけど、ライヴでやりたいんだよ。そういうことだね。それが肝なんだ」とブライアン・メイは語っている。「僕らが全員亡くなって、ABBAみたいなことを僕らでやるかもしれないけど、生きている間はライヴでやりたいんだ」
ブライアン・メイは次のように続けている。「フレディとやる場面も少しはあるしね。“Love of My Life”がそうなんだけど、僕らのライヴではフレディが僕に加わる形になるんだ。でも、ホログラムではない。僕らの気に入っている昔ながらのテクノロジーなんだ」
クイーンについてはブライアン・メイがロンドンに旗艦店であるギブソン・ガレージがオープンするのに際して、ブラック・サバスのトニー・アイオミ、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジと共にオープニング・セレモニーに出席したことが明らかになっている。
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