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アイアン・メイデンのフロントマンであるブルース・ディッキンソンは2年前に行ったギリシャ公演で会場内に火を持ち込んだ観客に「最低な奴」と言ったのは「激怒してしまった」ことを認めている。

2022年7月にブルース・ディッキンソンは“The Number Of The Beast”の演奏中に火をつけた観客がいたことでアテネのオリンピック・スタジアムで行われた公演を途中で止めている。

パフォーマンス中にブルース・ディッキンソンは「What did I see?」と歌い、「火をつけたクソ野郎」と叫んでいる。

この出来事をきっかけにブルース・ディッキンソンは暴言を吐くこととになっている。「火をつけたクソ野郎。俺はここに歌いに来ているんだ。最低な奴だな。ギリシャ人のクソ野郎め。まあいい。俺は歌わなければならない。そういうことだ。ふざけんなよ」

『ロック・ハード・グリース』の新たなインタヴューでブルース・ディッキンソンはこの時のことについて振り返っている。「男が火を振り回していて、そこらじゅうに広がったんだ。そうだな。国籍については間違っていたのかな。激怒してしまったんだよ」

「ごく少数の人がやるこうした行動というのは自分勝手で、気に障るよね。クールだと思っているみたいだけど、バンドとは関係ないし、お客さんとも関係ない。周りの人に迷惑をかけて、関心を惹こうとしているだけなんだ。すごく迷惑になるものが広がることになった」

ブルース・ディッキンソンは次のように続けている。「もちろん、喘息持ちだったとしても、肺に疾患がなくても、『そんなことは気にしない。この場を煙で満たしてやる。自分のことを思い知らせてやるためにね』というのが連中の考え方なんだ。あれには死ぬほど腹が立ったね。とにかくキレてしまったんだよ。ギリシャ人のクソ野郎なんて言うべきじゃない。ただ、クソ野郎と言えばよかったね」

ブルース・ディッキンソンは18年ぶりとなるソロ・アルバム『ザ・マンドレイク・プロジェクト』を3月1日にリリースすることが決定している。「このアルバムは僕にとってとても個人的な歩みであり、すごく誇りに思っているよ。ロイ・Zと私で長年にわたって計画して、曲を書き、レコーディングしてきたんだ。やっとみんなに聴いてもらえるのが楽しみだよ」とブルース・ディッキンソンはプレス・リリースで語っている。

アイアン・メイデンは2024年9月に来日公演を行うことが決定している。

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