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スヌープ・ドッグとマスターPはウォルマートとポスト・コンシューマー・ブランズを相手取って訴訟を起こしており、自身の商品「スヌープ・シリアル」の販売を妨害したと主張している。

訴訟はスヌープ・ドッグの会社であるブローダス・フーズが代表となって起こされたものとなっている。訴状には、ポスト・コンシューマー・ブランズと提携してスーパーマーケットに商品を流通させることになったが、「スヌープ・シリアルが消費者の手に渡らないようにした」として契約を違反することになったと記されている。

ウォルマートとポスト・コンシューマー・ブランズが共謀してスーパーマーケットでスヌープ・シリアルが人目につかないようにしたと主張しており、スヌープ・ドッグはこれはブロードアス・フーズ全体をポスト・コンシューマー・ブランズに売却することを拒否したことに端を発していると述べている。

それにもかかわらず、ポスト・コンシューマー・ブランズは「スヌープ・シリアルを自社ブランドのひとつとして扱い」、ウォルマートなどの小売店で他の人気商品と一緒に販売するという提携を結んだと主張している。

スヌープ・ドッグの弁護士であるベン・クランプはポスト・コンシューマー・ブランズが「スヌープ・シリアルを自社ブランドとして同等に扱うつもりはなかった」とし、提携の条件を守っているように見せかけることだけを意図していたと述べている。

スヌープ・シリアルは2023年7月からウォルマートで取り扱われるようになったが、数カ月後からシリアルが棚にないと苦情が出始めたとスヌープ・ドッグ側は主張している。

スヌープ・ドッグとマスターPの弁護士はスヌープ・シリアルが当初ウォルマートでよく売れたものの、後に在庫切れを偽って表示したとも主張している。

「店の従業員がさらに調査したところ、各店舗のストックルームには店頭に並べないようにコードが貼られた在庫が複数個残っていた」と訴状には記されている。「他のポスト・コンシューマー・ブランズのシリアルと違って、スヌープ・シリアルの箱は消費者に提供されることなく倉庫に眠っていた」

ポスト・コンシューマー・ブランズの代理人は『TMZ』に対して「ブローダス・フーズと提携することは楽しみ」にしていて「事業に多額の投資を行った」が、「消費者の需要が期待に応えられなかった」ことに「失望している」と述べている。

「ウォルマートはサプライヤーとの関係を重視しており、起業家を支援してきた強い歴史があります」とウォルマートは声明を発表している。「消費者の需要、季節性、価格など、多くの要因が商品の売れ行きに影響します。訴状が届いたら、裁判所と適切に対応します」

スヌープ・ドッグとマスターPは2022年8月にスヌープ・シリアルを発売しているが、当初はスヌープ・ループズという商品名で発売しようとしたが、匿名のブランド(おそらくはフルーツ・ループスの商標を持つケロッグ社)に阻止され、スヌープ・シリアルに変更している。

スヌープ・シリアルはジャック・ホワイトも注目しており、商品の販売を歓迎しつつも「いくつかの重要な疑問」があるとも述べている。

「ブローダス・フーズのプレス・リリースを見ると、箱に『より多くのマシュマロ』と書かれているけど、新商品だとしたら『より多くの』にはならないよね」

「このシリアルのマシュマロの量は、例えば砂袋や一般的なシーザーサラダよりも多いということなのだろうか? それとも、スヌープ・ドッグ自身が、この世界一般にもっとマシュマロがあることを要求しているのだろうか? 最後の説が私の望むものだね」

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