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レディオヘッドやザ・スマイルのフロントマンであるトム・ヨークは新たな映画『コンフィデンザ(原題)』の劇中スコアを手掛けたことが明らかになっている。

イタリア語で「信頼」を意味する本作はダニエーレ・ルケッティが監督で、ドメニコ・スタルノーネの著書を原作としたものとなっている。

映画にはエリオ・ジェルマーノ、ヴィットリア・プッチーニ、イザベラ・フェラーリが出演して、ローマの荒廃した高校で働くピエトロ・ヴェッラを描くものとなる。説明には次のように記されている。「彼は生徒たちがより良い未来を目指して努力する手助けができると強く信じていた。聡明で反抗的な生徒であるテレサは彼と彼の授業にすっかり心を奪われる。数年後、2人は再会し、ロマンチックな関係になる。テレサは、二人の深い秘密を分かち合わないと一生の絆にならないと主張する。しかし、ピエトロが打ち明けるとすぐに、関係は終わることになる」

本作は今月ロッテルダム国際映画祭で上映されるが、2024年の一般公開については現時点でまだ決まっていない。

ロッテルダム国際映画祭の説明文には次のように記されている。「トム・ヨークのスコアによって増幅された謎めいた密室の激しさによる『コンフィデンザ』は優れたスリラー映画にして、人間の行動への深い分析となっています」

ダニエーレ・ルケッティは本作について「愛する人に正体を暴かれる恐怖に支配された人生」をテーマにしていて、「見捨てられた瞬間、主人公が唯一全面的に信頼する人物」になると述べている。

トム・ヨークは2018年公開の映画『サスペリア』のスコアを手掛けており、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『アニマ』の音楽も手掛けている。

トム・ヨークはかつて同じくレディオヘッドのメンバーであるジョニー・グリーンウッドの映画における仕事に「嫉妬していた」と語っている。

「ジョニーは天の上の存在だよ。オーケストレーションも理解しているし、楽譜を読むこともできるし、あらゆることを勉強したからね。彼は机に向かって作曲の勉強をしているんだ。ポール・トーマス・アンダーソンの最新作を手掛けた時には、当時の作曲家たちが書いたあらゆる作品に目を通していてね。楽譜が読めないから、僕には無理な話なんだけどさ」

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