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テイラー・スウィフトは昨年アメリカでストリーミングされた曲のうち78曲に1曲は自身の楽曲であったことが明らかになっている。

昨年のアメリカでのリスニング習慣を発表したのはデータ提供社のルミネイトで、2023年の年間報告を発表している。

その統計によれば、テイラー・スウィフトはアメリカでの音楽ストリーミングのうち1.79%のシェアを獲得している。

他にもアメリカで急成長しているジャンルとしてアフロビーツ、Kポップ、ラテン・ミュージックが挙げられており、それぞれ20%以上の成長率を記録している。合計すれば、これは60%以上の成長率となり、主に西海岸と南西部のリスナーによって牽引されている。

ヒップホップは依然としてアメリカで最も聴かれているジャンルだが、「現在のR&B/ヒップホップ」に分類されるストリーミングは7%減少し、カタログ作品のストリーミングは11%増加している。

世界規模では英語楽曲のストリーミングは2023年で大きく減少しており、世界全体で10%減少している。世界全体での音源とビデオの再生回数は約3分の1増加しており、初めて4兆回を突破している。

アメリカでは音楽ストリーミングへの平均支出額は増加したものの、Z世代リスナーは1ヶ月あたりの支出額が前年より10%強減少したことも明らかになっている。

全レポートはこちらから。

https://luminatedata.com/reports/yearend-music-industry-report/

一方、英国レコード産業協会に発表された統計によれば、2023年は最も売れたシングルと最も売れたアルバムを女性アーティストが制した記録的な年となっている。

統計によれば、全英シングル・チャートは31週で女性アーティストが1位を獲得しており、女性アーティストによる7曲が年間チャートのトップ10にランクインしている。

昨年1月にリリースされたマイリー・サイラスの“Flowers”は全英シングル・チャートで10週にわたって1位を獲得しており、他にはデュア・リパ、ケニヤ・グレース、エリー・ゴールディング、ビリー・アイリッシュ、テイラー・スウィフト、オリヴィア・ロドリゴ、レイらが全英シングル・チャートの1位を獲得している。

さらに印象的なのは全英シングル・チャートでトップ10入りを果たした楽曲のうち48.5%が女性アーティストによるもので、これは今世紀最高のシェアとなっている。

しかし、一方で新しいアーティストはなかなかチャートに居場所を見つけられないでいる懸念も持ち上がっている。

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