ミューズのマシュー・ベラミーはアンドリュー・ガーフィールドが出演する『1984年』のオーディオブックの音楽を手掛けている。
ジョージ・オーウェルによるディストピアSF小説である『1984年』はアマゾンの「オーディブル」で新たにオーディオブック化される。ナレーションはアンドリュー・ガーフィールド、シンシア・エリヴォ、アンドリュー・スコット、トム・ハーディといった俳優陣が担当する。このオーディオブック版は4月4日にイギリスで配信される。
マシュー・ベラミーはツイッターで新たなオーディオブック化について告知して、イギリス人作曲家のアイラン・ヘンリー・エシュケリと共にオリジナル・スコアを手掛けることを発表している。
Original music score by myself and @ilaneshkeri and recorded with the one and only London Metropolitan Orchestra at Abbey Road Studios. You can pre-order now! #1984xAudible https://t.co/LFQ25UU55U
— Matt Bellamy (@MattBellamy) January 9, 2024
「僕とアイラン・ヘンリー・エシュケリによるオリジナルのスコアは唯一無二のロンドン・メトロポリタン管弦楽団によってアビイ・ロード・スタジオでレコーディングされたんだ」
マシュー・ベラミーがジョージ・オーウェルの作品に言及するのはこれが初めてではなく、通算5作目のアルバム『ザ・レジスタンス』を作る時に『1984年』から大きな影響を受けたと語っていた。
当時、BBCのゼイン・ロウに対してマシュー・ベラミーは新作を作る直前に『1984年』を読み直したと語っている。「今回、読んでみて、よりラヴ・ストーリーとして受け取ったんだ」
マシュー・ベラミーは次のように続けている。「15年ぐらい前に学生時代に一度読んだんだけど、政治についての話だと思っていた。でも、今回、読んでみたら、ジュリエットとウィンストンのラヴ・ストーリーとして受け取ったんだよね」
また、2017年にマシュー・ベラミーはトランプ政権下のアメリカを『1984年』を引き合いに出して語っている。当時、彼は次のようにツイートしている。「アメリカの世界的覇権の終わりが始まる。民主主義が衰退するにつれ、権威主義/国家主義が台頭する。『1984年』を思い出せ」
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