メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒは父親が亡くなってから受け取った応援のメッセージに「圧倒されている」と語っている。
ラーズ・ウルリッヒは父の訃報を現地時間12月20日にインスタグラムで発表している。「トーベン・ウルリッヒ:1928 – 2023:95年に及ぶ冒険、独自の体験、好奇心、限界への挑戦、現状打破、テニス、音楽、アート、執筆、そしてデンマーク人としての天邪鬼な姿勢。際限のない感謝を。愛しているよ、父さん」
現地時間12月31日、ラーズ・ウルリッヒはソーシャル・メディアで訃報を受けて愛と応援の姿勢を示してくれたファンに感謝する投稿を行っている。「10日前に父が亡くなってから、彼の人生が多くの人に様々な形で影響を与えたことについてお悔やみの言葉やメッセージ、逸話、証言が思いがけない量で届いているんだ。正直、圧倒されているよ」
ラーズ・ウルリッヒは次のように続けている。「想像してもらえる通り、現実とは思えないような時間だった。みんなが親切にも時間をかけて、自分に教えてくれた考えや感情、感覚、思いの一つ一つがどれだけ有り難かったか、心から伝えさせてほしい。本当に大きなものだった。ありがとう、ありがとう、ありがとう」
デンマークで1928年10月4日に生まれたトーベン・ウルリッヒはプロのテニス選手、映像作家、ミュージシャン、ジャーナリスト、画家として活動してきた。1940年代から1980年代までプロのテニス選手として活動し、音楽、映画、ジャーナリズムなど様々な芸術活動も行っている。プロのテニス選手としてはトーナメントにも出場しており、1953年のシュトゥットガルト・オープンでは優勝している。また、優勝はないものの、デビス・カップには100試合以上対戦している。
テニス以外ではトーベン・ウルリッヒはジャズを好んでいて、ロイター通信で見習いとして働き、デンマークのジャズ雑誌に寄稿していた。1950年代にはニューオーリンズに影響を受けたジャズ・バンドを結成して、クラリネットを担当していた。2005年にはニルヴァーナと仕事をしたロリ・ゴールドストン、アンジェリーナ・バルドス、ジェイソン・スコットらと共に即興の音楽グループ、インステッド・オブを結成している。92歳の2021年にはロリ・ゴールドストンとの『オークランド・モーメンツ』というアルバムもリリースされている。
トーベン・ウルリッヒは1988年公開の『The Ball And The Wall with Gil de Kermadec』と2002年公開の『Body & Being: Before The Wall with Rick New and Molly Martin』という2本の映画を共同監督している。トーベン・ウルリッヒはヨルゲン・レスが監督した1969年公開の『モーション・ピクチャー』、1986年公開の『モーメンツ・オブ・プレイ』にも出演している。
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