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ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』のジャケットを巡る児童ポルノ流布の裁判がアメリカの控訴裁判所で再び争われることが明らかになっている。

生後4ヶ月の時にニルヴァーナの『ネヴァーマインド』のジャケット写真を撮影されたスペンサー・エルデンはそのことで「今も続いている精神面・感情面での多大な被害」を受けたとして金銭的な損害賠償を求めていた。

この裁判は昨年9月の時点で搾取されたと主張するには時間が経ちすぎているとして「未成年の時に起きた違反や主張の根拠となる状況を知っていたにもかかわらず、10年以内に訴訟を起こさなかったという点で原告は失敗しています」と判事は棄却していた。

しかし、現地時間12月21日、第9巡回区連邦控訴裁判所は地方裁判所の判断を覆して、画像が新たに公開される度にスペンサー・エルデンの主張に対する時効はリセットされると判断している。

「児童ポルノの被害者はポルノが再公開されることによって新たな損害を被る可能性があります」と判事のサンドラ・シーガル・イクタは述べている。「この結論は児童ポルノを見られる度に被害者への虐待が繰り返されるという最高裁の見解と一致するものです」

この判断を受けて、ニルヴァーナ側の弁護士であるバート・ディクスラーは「この実利のない訴訟を精力的に弁護して、勝訴するつもりです」と述べている。

ニルヴァーナについては最後の公演でカート・コバーンが使用した伝説的な「スカイスタング I」のギターが日本人実業家により落札されたことが明らかになっている。

このギターは日本の実業家によって158万7,500ドル(約2億4千万円)で落札されており、落札者はこうした楽器を展示したミュージアムスタイルのカフェをオープンして、一般の人々にそれらを公開し、アクセス可能にすることを望んでいるという。

ジュリアンズオークションの社長兼最高経営責任者であるダレン・ジュリアンは次のように述べている。「ジュリアンオークションの20年間のビジネスを通じて、ロックの最も歴史的かつ重要な品々を継承することは私たちの誇りであり、特にロック界で最も影響力のあるミュージシャンの一人でありアイコンであるカート・コバーンの遺産の保存を託されたことは大変名誉なことでもあります。イン・ユーテロ・ツアーでのニルヴァーナの最後のパフォーマンスや、その他数え切れないほどの伝説的なニルヴァーナのパフォーマンスで使用された彼の最愛の『スカイスタング I』フェンダー・ギターが売却されたことは、私たちにとって重要なマイルストーンであり、オークションがニルヴァーナの1993年から1994年のイン・ユーテロ・ツアーから数えて、今年でちょうど30年を迎えるということを思うと、特に感動的です」

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