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アイアン・メイデンのフロントマンであるブルース・ディッキンソンは新たなインタヴューで10月に行われたフェスティバル「パワー・トリップ」の感想を語っている。

パワー・トリップはコーチェラ・フェスティバルを手掛けるゴールデンヴォイスが主催するもので、ガンズ・アンド・ローゼズ、アイアン・メイデン、AC/DC、ジューダス・プリースト、タリカ、トゥールが出演する形で10月6日から10月8日にわたって開催されている。

10月6日の初日に出演したアイアン・メイデンは現在行っている「ザ・フューチャー・パスト」でも演奏されている15曲を同フェスティバルで披露している。

ブラジルのラジオ局「92.5 Kiss FM」でフェスティバルの感想を訊かれたブルース・ディッキンソンは次のように語っている。「パワー・トリップは自分たちにはちょっと奇妙な体験だったね。素晴らしいライヴになったけど、アイアン・メイデンのライヴをやったんだ。『パワー・トリップだから、グレイテスト・ヒッツでやらないと』なんてことはしなかった。『サムホエア・イン・タイム』のツアーでやっていた曲とか、(最新作『戦術』に収録の)“Death Of The Celts”とか、アイアン・メイデンのライヴをやった」

「観客は暑い中で1日中立っていたから少し不思議な感じだったね。サポート・アクトもいないしね。ステージは完全に冷え切っているんだよ。ウォーミング・アップなしだからね。サウンドは良かったけど、いつもとは違う状況だったね」

ブルース・ディッキンソンは次のように続けている。「あと、少し不思議だったのはステージ最前にいるべき人たちがチケット代が高かったからか、後ろにいたんだ。そして、最前列にいる人たちは携帯電話で全部を撮影しようとしているんだ。でも、自分たちが演奏を聴かせたいキッズたちは後ろにいるんだ。あれは嫌だったな。自分たちのフェスティバルとは違う。自分たちのやり方とは違う。来年、アメリカに行くから、そこでは自分たちのツアーをやるよ。最前列にいるのは最前列にいるべき人になるからね。それが本当のファンだし、それがいいよね」

先日、ブルース・ディッキンソンはニュー・シングル“Afterglow Of Ragnarok”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

“Afterglow Of Ragnarok”はブルース・ディッキンソンのソロ・アルバム『ザ・マンドレイク・プロジェクト』から公開されるファースト・シングルとなる。9月にリリースが発表されたソロ・アルバム『ザ・マンドレイク・プロジェクト』は2005年に発表された『ティラニー・オブ・ソウルズ』以来、18年ぶりのソロ・アルバムとなる。

“Afterglow Of Ragnarok”のミュージック・ビデオはこちらから。

アイアン・メイデンは2024年9月に来日公演を行うことが決定している。

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