ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズは元モデルから暴行による性的虐待で訴えられている。
11月22日にニューヨーク最高裁には訴状が提出されており、シーラ・ケネディーは1989年に性的虐待を受けたと主張している。
訴状によれば、シーラ・ケネディーが26歳、アクセル・ローズが27歳の時にニューヨークのナイトクラブで初めて出会い、アクセル・ローズは彼女をホテルの部屋に誘ったという。しかし、彼女の友人は「魅力的ではない」として誘われなかったとのことで、シーラ・ケネディーはテレビ司会者のリキ・ラフトマンと共にアクセル・ローズのホテルの部屋に行ったとされている。リキ・ラフトマンは後にアクセル・ローズのおかげでMTVの司会を務めることになり、この頃はニューヨークにいたという。訴状ではアクセル・ローズが来客にコカインとアルコールを振る舞ったとされている。
最初は合意の上でキスをしたとのことで、アクセル・ローズは「シーラ・ケネディーを壁に押し付け」ており、「事態が進展すれば寝ることに前向きだった」が、その晩に起きた暴力的なことには合意していなかったと訴状には書かれている。
その後、アクセル・ローズは別のモデルとセックスを始め、「グループ・セックスを勧められた」ものの同意しなかったので、シーラ・ケネディーはリキ・ラフトマンの部屋に行ったという。さらにアクセル・ローズは別のモデルと性的なやりとりを始め、「モデルにとって苦痛に見えるような激しいもの」だったため、シーラ・ケネディーは不快に感じたとされている。
部屋を出た時、シーラ・ケネディーは「物が投げつけられ」「ガラスの割れる」音を聴いたとのことで、アクセル・ローズは侮辱的な言葉を叫んでいて、リキ・ラフトマンは「まずいことになるぞ」とシーラ・ケネディーに行ったという。
その後、アクセル・ローズはリキ・ラフトマンのホテルの部屋に入ってきて、ドアへの道を塞いだためにシーラ・ケネディーは部屋から出られなかったとのことで、訴状にはアクセル・ローズが彼女を床に叩きつけ、髪をつかみ、彼の寝室まで引きずったため、カーペットとこすれて膝からは血が出ることになったと書かれている。
アクセル・ローズはそこから彼女をベッドに投げ、ストッキングで手を背中で縛り、無理に挿入したとされている。アクセル・ローズは「性的で気まぐれに怒っていた」という。
「彼は自らの性的快楽のためだけの所有物のように扱いました」と訴状には書かれている。「シーラ・ケネディーは合意しておらず、押し切られる形でした」
訴状にはアクセル・ローズが「気性が荒く、暴力的で、性的に激しいと音楽業界で評判」で、「過去にも虐待していた」と記されている。アクセル・ローズの過去のパートナーであるエリン・エヴァリー、ステファニー・シーモアからの虐待の主張や1985年に当時の交際相手だった15歳の女性をセックスしたことにも言及されている。
この出来事の結果、シーラ・ケネディーは不安症や鬱と共にPTSDのような症状を抱えることになったとのことで、彼女のキャリアも損なわれることになったという。シーラ・ケネディーは虐待、暴行、故意の精神的苦痛、ジェンダーを動機とする暴行を理由に金額不明の損害賠償を求めている。
アクセル・ローズの弁護士であるアラン・S・ガットマンは『NME』に声明を発表して、「虚偽の主張」と評している。
「簡単に言えば、こんなことは起こっていません。ニューヨーク州の申請期限が切れる前日に虚偽の主張が申請されたということに注目してください。アクセル・ローズは原告と会ったり話したりした覚えはなく、本日まで虚偽の主張について聞いたことがありませんでした。アクセル・ローズは自分の意向通りに解決すると自信を持っています」
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