Photo: Rich Fury / GETTY

U2のフロントマンであるボノは来たるニュー・アルバムについて更なる情報を語り、「理屈を超えたギター・アルバム」になると改めて語っている。

先日、ボノはAC/DCの影響を受けた「ノイジーで妥協のない理屈を超えたギター・アルバム」をリリースしたいと語っていた。

今回、新たなインタヴューでボノは「大きなコーラス」のある「理屈を超えたギター・アルバム」と語っている。

ボノは『モジョ』誌に次のように語っている。「話し合うことなしに『理屈を超えたギター・アルバム』と言ってしまったんだ。ジ・エッジが電話してきて、『理屈を超えたとはどういうことだ?』と言ってきてね。『君が準備ができているくらい、理屈を超えているということだよ』と言ったんだ」

「次のU2のアルバムを世界が待っているとは思っていない」とボノは続けている。「興味を持ってもらう理由を作らなきゃいけないと思う。素晴らしい曲を書きたい。U2が始まったのはそこからだった。大きなコーラスとクリアなアイディア。だから、そこに戻るんだ。だけど、手にはガソリンとマッチを持っているんだ」

ベーシストのアダム・クレイトンは次のように語っている。「アンプの電源を入れているんだ。16、17歳の時に生まれ育ったロックのことをまさに考えているんだよ。パティ・スミスやイギー・ポップのアルバムにあった生々しさだよね。そういうパワーにもう一度繋がってみたいんだよ」

先日、U2はゼイン・ロウとのインタヴューで「素晴らしい新曲がある」として「もうすぐ準備ができる」と語っている。

「準備のできている曲もたくさんあるし、少し埃を払わなきゃいけない曲もある。でも、もうすぐ準備ができるよ。素晴らしい新曲があるんだ。楽しみだよ」とジ・エッジは語っている。

ボノは次のように続けている。「ジ・エッジはバッグに100曲ぐらいあるんだ。自分は20ぐらいかな。でも、アダム・クレイトンも貢献してくれるはずだよ」

ボノはバンドが最終的に基準に達した10曲を見つけることができるはずだと語り、アルバムに「必要なのはそれだけだ」と語っている。「10曲。それが存在理由だからね」

「そうじゃなければ、U2なんて消えてなくなればいい。島で暮らすか、世界のどこかで厄介者になればいい。でも、もしバンドとして続けたいなら、たった一つのことなんだ。それは言葉であり、曲であり、パフォーマンスなんだよ。信じてもらえるかどうかなんだよ」

「僕らのバンドには桁外れの音楽的天才がいる。そうやってできた音楽に自分は言葉をつけていく。それを彼とやっているんだ。でも、まずはラスベガスだね」

ボノは次のように続けている。「この闘いは未来のためのものなんだ。愛と運の対決だよ。そこでこのバンドは成り立ってきた。友情だけじゃない。ザ・ビートルズのように『愛』という言葉を使いすぎだけどさ。『おいおい、黙ってろ』ってね。だって、愛というのは意味がない限り、いい加減な言葉なんだ」

「バンドの中にその定義がなければ、バンドの外にその意味が届くわけがない。だから、愛を失ったら、消えるべきなんだ。自分も含めてね。分かるかな? でも、そういうことなんだ」

「もしも音楽を愛していないならね。だって、音楽がツケを払ってくれるんだからね。音楽を愛していないなら、立ち去るべきなんだよ」

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