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ビリー・アイリッシュは今夏に映画『バービー』のサウンドトラックに楽曲を提供する前は「ピークを迎えて」「もう終わった」と思っていたと語っている。

映画『バービー』のサウンドトラックに提供した“What Was I Made For?”が先週グラミー賞で5部門にノミネートされている。“What Was I Made For?”はグレタ・ガーウィグ監督作のために兄のフィニアスと共に制作された曲となっている。フィニアスはロサンゼルスの自宅スタジオで楽曲を制作している。

ビリー・アイリッシュは『ハリウッド・レポーター』に次のように語っている。「正直言うと、自分は終わったんじゃないかと心配だった。努力はしていたけど、いつものようにはいかなかった。正直、『クソッ、もうピークを迎えて、これ以上書き方が分からなくなってしまったかもしれない』と思った」

ビリー・アイリッシュはグレタ・ガーウィグ監督から1月に電話がかかってくるまでは他の曲のインスピレーションを見つけるのに苦労していたと明かしている。

「グレタが救ってくれたのよ。本当に」とビリー・アイリッシュは語っている。「彼女が私たちをそこから連れ出してくれて、すぐに刺激をもらって、その後はたくさんの曲を書けるようになった」

ビリー・アイリッシュは映画を初めて観た後にフィニアスとスタジオで作曲を始めたという。

「その日は何も生まれなかった。アイディアがないまま、何も起きなかった。まったくクリエイティヴじゃなかったわ」とビリー・アイリッシュはそのセッションについて語り、兄のフィニアスから映画『バービー』の曲を書いてみないかと提案されたという。

「私は『無駄な1日を過ごした後に、いい曲が必要とされる完璧な曲なんかを書けると思う?』という気分だった。『今の私はそんな状況じゃないわ』と思っていた」

最終的にフィニアスがピアノを弾き始めて、ビリー・アイリッシュが歌い出すと、「I used to float, now I just fall down」という一節が出てきて、自然とその後も続いていくことになったという。

「そこから2人でいくつか尋ね合って、おそらく5分ぐらいでできたと思う」とビリー・アイリッシュは続けている。「神様のようだった。真のインスピレーションと繋がりの完璧な例よね。丸1日、自分の中にはあったんだけど、私から出てくることはなかった。何を作ろうとしているのか、何かを生み出しているのかも分かっていなかった。明らかに、そういう状況が必要だったんだと思う」

先日、ビリー・アイリッシュは自身の楽曲“Goldwing”はオリヴィア・ロドリゴがインスピレーションになったと説明している。

「誰しもの体験が人それぞれだと思う」とビリー・アイリッシュは語っている。「誰も他の誰かの人生を体験することはできない。でも、オリヴィアを守ってあげたいという気持ちがあるの」

「最新作に“Goldwing”という曲があるんだけど、あれは彼女についての曲でもあるの」

ビリー・アイリッシュは次のように続けている。「彼女のことだけじゃないけど、書いている時に彼女のことを考えていた。彼女が出てきて、私よりも若くて、それまでは私よりも若い人がいなかった」

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