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リンキン・パークはかつてのベーシストであるカイル・クリストナーから1999年の「20曲以上の」トラックのロイヤリティで訴訟を起こされている。

現地時間11月8日にカイル・クリストナーはリンキン・パークから「一銭も受け取っておらず」、「自身のクリエイティヴな取り組みから利益を得たにもかかわらず、正式にクレジットすることもなかった」としてカリフォルニア州地方裁判所に訴状を提出している。

カイル・クリストナーは2001年に再発された『ハイブリッド・セオリーEP』の「ファン・クラブ・エディション」から名前が外されていると述べており、同EPが収録された『ハイブリッド・セオリー』の20周年ボックスセットからも名前が外されていると主張している。

訴状には次のように書かれている。「カイル・クリストナーは彼が脱退した後、彼のベース・パートは再レコーディングされたと誤解していましたが、よく調べてみると、ボックスセットにも収録されたEPで彼のベース演奏が確認できました」

ボックスセットには「忘れられたデモ音源」として未発表音源といったレア音源が収録されていた。訴状によれば、2020年のボックスセットのリリース以来、“Could Have Been”のデモ音源は100万回近く再生されているという。

訴状はカイル・クリストナーがボックスセットの音源を精査してみたところ、20以上のトラックで彼の演奏が使われていると結論付けている。彼はそれをマネージメント会社のマシーン・ショップ・エンタテインメントに報告したところ、手紙を受け取ったことは認めたものの、反応がなかったとしている。

2020年にツイッチで行われた配信でマイク・シノダが“Could Have Been”のリリース後、彼のベース・ソロが「素晴らしい」としてカイル・クリストナーに賛辞を寄せたことも訴状には記されている。

カイル・クリストナーは他に“She Couldn’t”、“Chair”、“Blue”、“Step Up”といった楽曲に参加しているという。

「事実、カイル・クリストナーは『忘れられたデモ音源』の2、3、4、6、7、8、9、10、11、12曲目、『LPUレアリティーズ』の1、2、7、13、14、16、17曲目、『Bサイド・レアリティーズ』の7曲目、そして『ハイブリッド・セオリーEP』で演奏していると見られます」と訴状には書かれている。

カイル・クリストナーはロイヤリティ、利息、弁護士費用の支払いを要求しており、問題となっている楽曲の作者および所有者を判断し、作品から生じたすべての利益の会計処理を法廷に対して求めている。

「被告が原告に正当な分け前を支払うことなく、このような利益を保持することは不当なことになります」と訴状には記されている。

リンキン・パークとレーベル側は現時点でこの件についてコメントしていない。

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