ロバート・プラントがレッド・ツェッペリンの“Stairway To Heaven”を16年ぶりに歌ったのはファンからの「6桁(1800万円以上)」のチャリティのための寄付がきっかけだったと報じられている。
『レッド・ツェッペリンIV』に収録の“Stairway To Heaven”は現地時間10月21日に行われたチャリティ・コンサートの場でロバート・プラントによって披露されている。このコンサートは元デュラン・デュランのアンディ・テイラーが主催したもので、オックスフォードシャーのソーホー・ファームハウスで開催されており、ザ・キャンサー・プラットフォームへの資金を募るものとなっていた。ロバート・プラントはレッド・ツェッペリンの“Thank You”と“Black Dog”も披露している。
ロバート・プラントと共演した元リーフ/現ゴールドレイのギタリストであるケンウィン・ハウスは“Stairway To Heaven”の演奏は「6桁の」チャリティのための寄付がきっかけだったと語っている。
「彼にあの曲を歌ってほしいという莫大な金額を寄付した人がいたんだ」とケンウィン・ハウスは『レッド・ツェッペリン・ニュース』に語っている。「そこには恩恵のいい循環があるよね。あの1曲でチャリティに6桁の寄付があったんだ」
ケンウィン・ハウスはセットリストに“Stairway To Heaven”があった時の驚きについて次のように振り返っている。「ものすごい興奮と怖さが絡み合っていたよね。すべてを習得するのに文字通り4日間しかなかったんだ」
「ロバート・プラントが部屋に入ってきて、狭い密閉された空間で彼と初めて“Stairway To Heaven”を演奏しなきゃいけないなんて、プロとしてこれまでで最もプレッシャーのかかった状況だったね」とケンウィン・ハウスは続けている。「小さな部屋で自分のヒーローと最も有名な曲を演奏することになったんだ」
この寄付についてアンディ・テイラーや他の主催者からの発表は現時点でなく、具体的な金額や寄付した人物についても明らかになっていない。
ロバート・プラントが“Stairway To Heaven”を公の場で歌ったのは2007年にロンドンのO2アリーナで行われたレッド・ツェッペリンの再結成ライヴ以来となっている。
一方、ロバート・プラントはソロのキャリアを軌道に乗せる「原動力」となったのはフィル・コリンズの「ポジティヴなエネルギー」だったと述べている。
「ジョン・ボーナムが亡くなって、レッド・ツェッペリンが亡くなった後、なにか道はあったはずなのに、32歳までフラフラしていた」
「フィル・コリンズが特に原動力になったね。最初のソロ・アルバムにポジティヴなエネルギーを持ち込んでくれた。ツアーにも来てくれて、彼は『ロバート、長年、君の後ろにいた人物は僕のヒーローだった。君が再び戦える状態に戻るために僕ができることなら、なんでもするよ』と言ってくれたんだ」
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