ヴァンパイア・ウィークエンドのメンバー、ロスタム・バトマングリがバンドを脱退したことを発表した。
ギターとキーボードを担当していたロスタム・バトマングリは、2006年のバンド結成当時からのメンバーで、ヴァンパイア・ウィークエンドはこれまでに3枚のアルバムをリリースしている。
ロスタム・バトマングリがツイッターに投稿した声明では、ヴァンパイア・ウィークエンドの「メンバーではなくなった」とコメントしているが、フロントマンのエズラ・クーニグとは「将来のヴァンパイア・ウィークエンドの曲」や「将来のプロジェクトでのコラボレーションは続ける」だろうとも述べられている。
彼は、今回の脱退で「ソングライター、そしてプロデューサーとしてのアイデンティティ」によって「自分の足で立つ」ことができると述べている。
「自分自身と他の人の両方に向けて曲を作ることができる喜びは何と表したらいいか分からないほどで、これは神聖なものなんだ」と声明は続いている。
「みんなに届けてきた素晴らしい音楽、そして僕にとって大事な音楽がたくさんある。エキサイティングな時間だったよ。そして、君とその時間を分かち合うことができて僕は幸運だと感じてる」
— Rostam Batmanglij (@matsoR) January 26, 2016
「やあ、皆に僕がヴァンパイア・ウィークエンドのメンバーではなくなったことをお知らせしたいと思うんだ。でも、エズラと僕は将来のプロジェクトや将来のヴァンパイア・ウィークエンドの曲でのコラボレーションは続けるつもりだよ。
ソングライター、そしてプロデューサーのアイデンティティとして自分の足で立たなきゃならないって気づいたんだ。一緒に働いていたみんなとは繋がりを持ち続けるけど、それは一緒に作る曲を通してということになる。
自分自身と他の人の両方に向けて曲を作ることができる喜びは何と表したらいいか分からないほどで、これは神聖なものなんだ。みんなに届けてきた素晴らしい音楽、そして僕にとって大事な音楽がたくさんある。エキサイティングな時間だったよ。そして、君とその時間を分かち合うことができて僕は幸運だと感じてる。
ロスタム」
先日、ロスタム・バトマングリは新しいソロ・トラックを発表し、ヴァンパイア・ウィークエンドの次のアルバムの制作過程について語っ程た。
ヴァンパイア・ウィークエンドは2013年にサード・アルバム『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』をリリースしている。以降、バンド・メンバーはグループ以外のコラボレーションのプロジェクトを追求しており、なかでもエズラ・クーニグによるカレンOやメジャー・レイザーとのコラボレーションが最も知られている。また、ベーシストのクリス・バイオは2015年にソロ・アルバムをリリースしている。
昨年のインタヴューで、エズラは、ヴァンパイア・ウィークエンドの通算4作目となるアルバムはリリースされるものの、時期についてはまだ分からないと答えている。また、前作に合わなかった昔の音源が次のアルバムで使われる可能性も示唆している。
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