スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーはスリップノットのツアーで肉体的に求められるものについて「過酷な仕事だ」と述べている。
今年12月に50歳を迎えるコリィ・テイラーはスリップノットと今のレベルでツアーを行うには「おそらく5年しか残っていない」と先日から語っており、「肉体が続く限り」ライヴを続けるものの、ツアーから引退することになったら受け継ぐ「人物を探すのを手伝いたい」と説明している。
今回、『ロック・フィード』の新たなインタヴューでコリィ・テイラーはスリップノットをいつまで続けられるのか、様々な身体的不調が与える影響について語っている。
「既に言っている通り、肉体的にはおそらく5年しか残っていないんだ。同時に自分の身体を大切にしようと尽力しているんだ」とコリィ・テイラーは語っている。
「もう長い距離を走っているからね。自分にしてみれば大変なんだ。これはみんなには分からないと思う。でも、歩いている時はほぼ常に痛みがあるんだ。膝も足も痛い。片方の足はつま先を骨折もしているし、痛風も抱えている。膝関節まで痛くなるんだ。そう、大変なんだよ。昔ほど軽快でもない。もう35歳じゃない。つらいけど、今はクレイジーにならなくてもライヴをできるやり方というのもあるからね」
コリィ・テイラーは「ツアーが健康に向かない」と続け、日常的に「ひどいものを食べ」「ひどい形で眠る」ことになると説明している。「十中八九、ひどいことになる。そんなことは求めていない。だから、大変なんだよ」
コリィ・テイラーは次のように語っている。「自分たちのようなレベルでも常にケータリングがあって、最高の食事と最高の人々に囲まれているという訳にはいかない。深夜12時30分にひどいサンドイッチの時もあるし、それを見て『こんなの食べたら吐きそうだ』と思うこともある」
「それがみんなには分からないんだ。なんでそうなるのかと言うと、全部インスタグラムやTikTokで観てるからだよ。みんなが観ているのはコマーシャルなんだ。ステージを降りたら、空港に直行して、出発することもある。次の日は朝の7時までも眠らせてもらえないんだ。だから、疲れ切っているんだよ」
「クルーはもっと大変で、会場に入って、すべてが大丈夫なことを確認してから、少し眠れるんだ。だから、楽な仕事じゃない。大変なんだ。過酷な仕事だよ。俺たちのレベルでも過酷な仕事なんだ」
コリィ・テイラーは9月15日にセカンド・ソロ・アルバム『CMF2』をリリースすることが決定している。
先日、コリィ・テイラーは自身の引退についてドイツの『ロック・アンテナ』に次のように語っている。「クオリティが落ち始めたら、手を引く時だということは分かると思う。そのことは既に考えていて、ツアーをできるのは肉体的にあと5年くらいなんじゃないかな。自分のことを大切にしていこうと思っている。できる時は運動したりしているよ」
「ヨーロッパを回るのはすごく疲れるんだ。食べ物がきついんだよね。それが難しくしている。でも、続けられる限りはそれが僕のやりたいことだからね。まあ、そういうことだね」
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