クイーンのギタリストであるブライアン・メイはAIの席巻について「懸念している」と語っている。
ブライアン・メイは2024年までに人工知能によって業界の構造全体が「まったく違う」ものになり、音楽シーンが人間によって「支配される」のは今年が最後になるかもしれないと考えているという。
ブライアン・メイは『デイリー・スター』紙に次のように語っている。「来年の今頃には状況はまったく違うものになっていると思う。何がなんだか分からなくなるんじゃないかな。AIによって作られたのか、人間によって作られたのか、分からなくなって、すべてが曖昧で、混沌としたことになる。もしかしたら、2023年は音楽シーンが人間によって支配されていた最後の年として振り返ることになるかもしれない。現実にあり得ると思うし、喜ばしいことではないよね。懸念しているよ」
ブライアン・メイはAIが世界の中で「まずいこと」を行う「可能性は非常に大きな」もので、AIが現実の政治に関与するようになれば、最終的には世界支配と死につながる可能性があると語っている。
「AIがまずいことを行う可能性は非常に大きなもので、音楽だけじゃなく、AIが政治に関わって、様々な国を支配することになれば、人が亡くなることもあり得ると思うよ」
先日、ブライアン・メイは現在イングランドで行われているアナグマの処分について批判して、「大虐殺」と評している。
イングランド政府は牛結核の蔓延を食い止めるためにアナグマの処分を行っており、ブライアン・メイの発言はそれを受けてのものとなっている。
「こんなことになってから10年が経ち、牛の牧場主にとっての状況は悪くなるばかりだ。大規模な見直しが必要であることが示されているんだよ」とブライアン・メイは述べ、牛結核の単一皮内比較頸部ツベルクリン検査が多くの場合で信頼性を欠くことを指摘している。
「悲劇的な間違いとなっているんだ。デイヴィッド・キャメロン以降の政権は破滅的に牧場主を裏切ってきた」とブライアン・メイは続けている。「この失態を終わらせる手助けができればと思っている。できなければ、イギリスの畜産農家を待ち受けるのはさらなる不幸となるからね」
「昨年、さらに事態は悪化した。もう処分すべきアナグマはいない。分かってきたのはアナグマがこの件の原因ではないということなんだ」とブライアン・メイは説明している。「感染源は群れの中にあるんだよ」としてブライアン・メイは感染拡大の原因が検査で未検出の牛にあることを示唆している。
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