Photo: Cecily Eno

ブライアン・イーノはネットフリックスのドラマ『トップボーイ』のサウンドトラックが来月リリースされることが決定している。

『トップボーイ』のサウンドトラックは9月7日にドラマの最終シーズンの配信がスタートするのに合わせて9月1日にデジタル/ストリーミング配信がスタートし、9月29日にはCDとLPがリリースされる。本作に収録された音源は、2020年にリリースされた『フィルム・ミュージック 1976 – 2020』に収録された2曲以外、すべて初リリース音源となる。

サウンドトラックからは完全な未発表曲である“Cutting Room 1”が最初の曲として公開されている。実際にはドラマ内で使用されなかったものの中から、ブライアン・イーノが本サウンドトラック・アルバムに収録することを決めた2つの楽曲のうちの1つで、タイトルはそれに由来している。

“Cutting Room 1”の音源はこちらから。

「『トップボーイ』では、最初から私は自分の好きなように仕事をする自由を与えられていた」とブライアン・イーノは語っている。「音楽と雰囲気を作り、映像作家に思うように使ってもらう。私は作品のアイデアをできるだけ吸収し、そこから多くの音楽を作り、『ほらどうぞ、好きなように使ってくれ』と伝えるんだ」

彼は次のように続けている。「従来のハリウッド的手法でスコアを書いていたら、興奮や危機感を煽ろうとする誘惑に駆られるだろう。でも『トップボーイ』は、劣悪な状況に置かれた子供たちの話なんだ。だから私は、外的世界で彼らに起こっていることだけでなく、子供たちの内的世界も探求した。多くの音楽は意図的に素朴で、ある意味単純なものになっている。メロディーはシンプルで、洗練されていないし、大人っぽくもない」

ブライアン・イーノは史上初のソロ・ライヴ・コンサート・シリーズ「シップス」を今年10月に行うことも発表されている。

リリースの詳細は以下の通り。

label: BEAT RECORDS / NETFLIX MUSIC
artist: Brian Eno
title: Top Boy (Score from the Original Series)
release: [Digital] 2023.09.01 [CD] 2023.09.29
‘Top Boy Theme’
‘But Not This Way’
‘Damp Bones’
‘Cutting Room I’
‘Floating On Sleep’s Shore’
‘Beauty and Danger’
‘Beneath The Sea’
‘Afraid Of Things’
‘Waiting in Darkness’
‘The Fountain King’
‘Washed Away In Morocco’
‘Overground’
‘Watching The Watcher’
‘Sweet Dark Section’
‘Sky Blue Alert’
‘Delirious Circle’
‘Cutting Room II’
‘Dangerous Landscape’
‘The Good Fight’

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